フォクトレンダーのレンズ製品一覧

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フォクトレンダーのレンズ製品一覧(フォクトレンダーのレンズせいひんいちらん)はフォクトレンダーがドイツ時代に製造した、レンズ製品の一覧である。コシナがフォクトレンダーブランドで販売したレンズ製品はコシナ・フォクトレンダーのカメラ製品一覧参照。

元々はレンズを製造する会社であり、名品が多数ある。

ダイナー[編集]

ダイナーは3群5枚。派生型としてテレダイナーダイナレックススーパーダイナレックス[1]ダイナロンがある。

ヘリアー[編集]

ヘリアーは3群5枚。

ヘリオスチグマット[編集]

ヘリオスチグマットHeliostigmat )は3群6枚のポートレート用レンズ。イメージサークルは狭い。非常に重量がある[2]

映画用・ヘリオスチグマット[編集]

  • ヘリオスチグマット3.5cmF2.5
  • ヘリオスチグマット42.5mmF2.5
  • ヘリオスチグマット7.5cm/75mmF2.5
  • ヘリオスチグマット10cmF2.5

大判用・ヘリオスチグマット[編集]

  • ヘリオスチグマット21cmF2.5 - 9×12cm判用[2]
  • ヘリオスチグマット35.5cmF2.5 - 12×16.5cm判用。6.5kgもある[2]

ヘロマー[編集]

ヘロマーHelomar )は3群3枚の普及版レンズ。

コリニア[編集]

コリニアは2群6枚。派生型としてワイドアングルコリニアアポクロマートコリニアがある。

ランター[編集]

アポ・ランターは3群5枚。その後普及カメラにランターが多用されている。

ノクトン[編集]

ノクトンはF1.5前後の明るいダブルガウス型レンズ。

オクシン[編集]

オクシンOxyn )は3群5枚。カール・アウグスト・ハンス・ハルティング設計[3]

スコパー[編集]

スコパーは3群4枚テッサー型のレンズ。派生型としてアポ・スコパーカラー・スコパースコパロンスコパゴンスコパレックスがある。

セプトン[編集]

セプトンSepton )は7枚構成。ベッサマチック/ウルトラマチックのデッケルマウント標準レンズとして用意されたセプトン50mmF2が知られている。

ウルトロン[編集]

ウルトロンはF2前後の明るいダブルガウス型レンズ。

ヴァスカー[編集]

ヴァスカーVaskar )は3群3枚で、1939年頃からフォコターの後継品として使用された[2]

フォコター[編集]

フォコターVoigtar )は3群3枚の普及版レンズ[2]

出典[編集]

  1. ^ 『プロ並みに撮る写真術II』p.279、p.292。
  2. ^ a b c d e 『クラシックカメラ専科』p.86。
  3. ^ 『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』p.48。

参考文献[編集]