ピルクル

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ピルクルは、日清ヨークが販売している乳酸菌飲料。発売から150億個以上の乳酸菌を含むとして発売していたが、2021年4月に乳酸菌400億個以上を含むピルクル400としてリニューアルされた。

解説[編集]

1993年に「ゴクゴク飲める乳酸菌飲料」として発売[1]。生きたまま腸まで届く乳酸菌ラクトバチルス・パラカセイ[2] NY1301株(NYとは社名「Nissin York」の略、1301は乳酸菌株の管理番号)が腸内の環境を改善し、「おなかの調子を良好に保つ」、特定保健用食品である[3][注釈 1]。1000ml、500mlでも説明書きでは65ml摂取を薦めており、栄養成分表示にも65ml当たりの成分が書いてある。もともと関東方面のみの発売だったが、2010年9月からは兵庫県に関西工場を置き、全国販売を開始した[4]

味は、ヤクルトなど味の濃い乳酸菌飲料に共通したものとなっている。

1000ml:200円、500ml:110円、65ml×5:130円、65ml×10:260円(いずれも消費税別)で販売している。2006年秋に、カロリーが従来のピルクルの半分になったピルクルカロリー1/2が発売された。また、関連商品にピルクルキッズヨーグルトがある。

名前の由来[編集]

ピルクルの由来は、1620年に英国から自由を求めてメイフラワー号で新大陸(アメリカ)に渡った人たち「ピルグリム・ファーザーズクル(Pilgrim Fathers Crew)」を略してつけられたものである[3]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ピルクルカロリー1/2は特定保健用食品ではない。

出典[編集]

  1. ^ 日清ヨーク、ゴクゴク飲める乳酸菌飲料「ちょうどいいピルクル」を発売”. 日経プレスリリース. 日本経済新聞 (2015年6月1日). 2015年10月15日閲覧。
  2. ^ [1]
  3. ^ a b ピルクルのひみつ”. ピルクル. 日清食品グループ. 2015年10月15日閲覧。
  4. ^ “日清、乳酸菌飲料「ピルクル」全国展開へ 関西に生産拠点”. MSN産経ニュース. (2010年8月31日). オリジナルの2010年9月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100903080634/http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100831/biz1008311357013-n1.htm 2022年8月24日閲覧。 

関連項目[編集]

  • 中川翔子
  • HIKAKIN - HikakinTVで初めて商品紹介したのがピルクルだった。その縁もあり、発売25周年にHIKAKIN本人の顔写真が載ったパッケージが発売された。

外部リンク[編集]