ピクロトキシン

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ピクロトキシン
ピクロトキシン(左) 、ピクロチン (右)
臨床データ
胎児危険度分類  ?
法的規制  ?
識別
CAS登録番号 124-87-8 チェック
ATCコード None
PubChem CID 5360688
IUPHAR ligand ID 4051
DrugBank DB00466
ChemSpider 16736444 チェック
UNII ZLT174DL7U チェック
KEGG C09529 ×
ChEMBL CHEMBL506977 チェック
化学的データ
化学式  ?

ピクロトキシン(英:picrotoxin)はセスキテルペンに属する痙攣薬のひとつ。1812年インドから東南アジアに自生するツヅラフジ科の樹木アナミルタAnamirta cocculus)から発見され、ギリシャ語の「苦い毒」から命名された。コックリン(cocculin)とも言う。

厳密にはピクロトキシニン(Picrotoxinin、C15H1606)とピクロチン(Picrotin、C15H1807)の二つからなる分子化合物。両者の構造はコリアミルチンに類似している(コリアミルチンも同様に痙攣を引き起こす)。

抑制性の神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)の受容体であるGABAA受容体を遮断することにより興奮性神経を抑制支配から解き放ち、興奮性神経からの指令を異常に増強する。ピクロトキシンを大量に投与すると間代性痙攣を引き起こし、長時間作用させると脊髄にも作用し強直性痙攣を引き起こす。臨床的には用いられない。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 伊藤勝昭ほか編集 『新獣医薬理学 第二版』 近代出版 2004年 ISBN 4874021018

外部リンク[編集]