ヒポテセス・ノン・フィンゴ

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ヒポテセス・ノン・フィンゴ:Hypotheses non fingo:私は仮説をたてない)はニュートンの有名な言葉で、1713年の『自然哲学の数学的諸原理』(プリンキピア)の第2版に付け加えられた『一般的注解』 (General Scholium) で述べられた。

プリンキアに対しておこった批判に応える目的でつけ加えられたもので、その批判は万有引力が、離れた天体の間で働くいわゆる「遠隔作用」であることがそれまでの機械論的哲学の考え方からの批判を呼んだ。

大意は 『私は現象から重力の性質に対する理由をこれまで見つけられていない。しかしながら私は仮説を立てない。というのは、現象から示されないものは、形而上的なものであれ、形而下的なものであれ、穏在的(オカルト的)なものであれ、力学的なものであれ、仮説と呼ばれなければならず、実験哲学に、その場所をもつことはできない。この哲学では命題が現象からひきだされ、後に帰納によって一般化されるものである。』