バズ・バザード

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バズ・バザード
ウッディー・ウッドペッカーの短編映画作品のキャラクター
初登場 Wet Blanket Policy英語版
(1948年8月27日)
作者 ウォルター・ランツ
ライオネル・スタンダー(1948年 – 1949年)
ディック・ネルソン(1952年)
ダラス・マッケノン英語版(1952年 – 1972年)
ドーズ・バトラー英語版(1964年)
マーク・ハミル(1999年 – 2002年)
ケビン・マイケル・リチャードソン(2018年 - 現在)
デザイン ウォルター・ランツ・プロダクション
詳細情報
種族 ヨーロッパノスリ
性別 男性
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バズ・バザード: Buzz Buzzard)は、1940年代から1970年代にウォルター・ランツ・プロダクションが制作したいくつかの映画に登場した架空のアニメーションキャラクターである[1]

歴史[編集]

バズはハゲタカ擬人化した詐欺師で、ウッディー・ウッドペッカーから金や食べ物を騙し取ろうとする。他の登場人物として、カウボーイ、カーニバルの呼び込み、ソーダ水を飲む人などで出演しているが、それでもウッディーにとっては厄介な存在であることに変わりはない。ウッディーの出演作品のほとんどにおいて、バズはウッディの主要な敵役であり、ワーナー・ブラザース・アニメーションの短編におけるバッグス・バニーに対するヨセミテ・サムや、同時代のフライシャー・スタジオフェイマス・スタジオポパイの短編におけるポパイに対するブルート (ポパイ)英語版のような関係をウッディーと結んでいた。

バズが初めて登場した作品は、1948年の『危険な保険英語版』でウッディーの相手役を務めた時である。この作品は、短編アニメーションとしては初めて、また唯一、アカデミー歌曲賞にノミネートされた作品であり[2]、この時、バズはウォーリー・ウォーラスに代わって、ウッディーの主要な敵役として登場していたと言える。1940年代にはキャラクター俳優のライオネル・スタンダーが声を担当し、1950年代にはダラス・マッケノン英語版がその役を引き継いだ。バズは1950年代半ばまでウッディーの短編に登場し続け、最終的にはダッパー・デンバー・ドゥーリー、後にはギャビー・ゲイターがウッディ・ウッドペッカーのライバルとして登場した。『Bunco Busters英語版』は、1969年の『Tumble Weed Greed英語版』までウッディーの劇場用アニメに登場する最後の作品となったが、バズはその後もランツのコミック本やその他のライセンス商品に登場している[3]。14年間の劇場休止期間中、バズは1964年のテレビスペシャル『Spook-a-Nanny』に登場した。ただし、「Spook-a-Nanny」ではドーズ・バトラー英語版が声を担当していた。

ベストや5時方向の影が消えたり、羽根の色が違ったり、頭の羽根が完全に消えたり、散発的に現れたりと、キャラクターの外見は歴代で大きく変化している。

登場作品[編集]

短編作品[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Lehman, Christopher P. (2006). American animated cartoons of the Vietnam era : a study of social commentary in films and television programs,1961-1973. Jefferson, N.C.: McFarland & Co. ISBN 0-7864-2818-X. OCLC 71286635. https://www.worldcat.org/oclc/71286635 
  2. ^ Wet Blanket Policy (1948) - IMDb, http://www.imdb.com/title/tt0040958/trivia 2021年5月16日閲覧。 
  3. ^ Buzz Buzzard (Character)” (英語). Comic Vine. 2021年5月16日閲覧。
  4. ^ Amidi, Amid (2018年11月23日). “Universal Is Producing New Woody Woodpecker Shorts For Youtube” (英語). Cartoon Brew. 2021年5月16日閲覧。
  5. ^ Woody Woodpecker: Escape from Buzz Buzzard Park for PS2 at GameZone.com”. web.archive.org (2008年5月14日). 2021年5月16日閲覧。