ノート:社会的ジレンマ

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「個人的合理性」の記述について[編集]

記事内の、「個人の合理的な選択イコール個人的合理性」という趣旨の記述について。経済学で「個人的合理性(individual rationality)」というと、「ある社会選択関数に従って財が配分されるとき、各主体にとっては、自己の初期保有と無差別からよりよい配分が欲しい。この性質を満たす社会選択関数は、個人合理性を満たすという。」(『有斐閣経済辞典第5版』、413頁)という意味であり、ヴァリアンMicroeconomic Analysisでも「参加制約(participation constraint)」と同義とされています(p.442)。すなわち、経済学では「個人的合理性」は「個人の合理的な選択」とは全く関係のない概念です。また、『社会心理学事典』(日本社会心理学会丸善、2009年)等の社会心理学の事典を確認しても「個人的合理性」という項目はありませんでした。以上から、「個人の合理的な選択イコール個人的合理性」という見解は誤解または誤用であると思うのですが、もし、経済学以外の学問でこのような定義があるのだとしたら、本ノートにてお知らせ下さい。問題の記述部分がなくても記事の内容は変わらないと考えられますので、とりあえず削除させていただきます。--Kobayashi Tsutomu会話2015年11月3日 (火) 04:30 (UTC)[返信]