ノート:マダガスカルの歴史

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インドネシアマレーシアはともかく、「ポリネシア付近から」移り住んだというのは疑問が残ります。 確かにマダガスカル語はマレー・ポリネシア諸語 (w:Malayo-Polynesian languages) だそうですが、英語版にもフランス語版にもそのような記述は見当たりません。Soredewa 2005年4月28日 (木) 10:35 (UTC)[返信]

コメント 10年以上前のコメントへのレスポンスですが、マダガスカル人のポリネシアからの渡来説について少し補足します。マダガスカル人の祖先はどのような人たちだったのかという問題については、1990年代から遺伝学的調査がはじまりました。ミトコンドリアDNAと鎌形赤血球遺伝子の変異を用いた Soodyall et al. 1996 によると、「マダガスカル人は南太平洋地域に生活する人々との類似性が高く、彼らの祖先が直接移民したのであろう」という仮説が建てられました。これが一時有力となっていました。2005年当時の本項のウィキペディアの記述は上記研究を踏まえての記載だったかと思われます。のちに、Hurles et al. 2005 による東南アジア及びオセアニアの諸地域の327人のサンプルとマダガスカルの37人のサンプルを比較する研究によれば、マダガスカル人のアジア由来の父系の系統は南ボルネオである可能性が最も高いとされました。これは言語学的な調査結果と一致します。以上、ここで書いたことは小山直樹『マダガスカル島(南インド洋地域研究入門)』(東海大学出版会、2009年)の190-200ページを参考にしました。--QuirkyQuidnuncY会話2016年8月20日 (土) 07:34 (UTC)[返信]