ニンフェット

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ニンフェット(nymphet)とはウラジーミル・ナボコフ著の小説ロリータ(1955)において、主人公のハンバート・ハンバート博士が9歳から14歳の少女を指すとして提示した語であるとされる[1]

目次

[編集] 概論

ニンフェットとはニンフNymph)を語源とする用語であり、その言葉には性的な意味が込められている。女性の性欲過多、多淫症をニンフォマニア(Nymphomania)と呼ぶが、英語のNymphにはそうした抗いがたい性的魅力を持つものというニュアンスがある。ニンフェットもそうした意味合いを含んでおり、9歳から14歳までの少女をさす語ではあるが、異性を引きつける性的な特徴を (心理学的な要素を含めて) なんら示さない女児には用いられない。

一方で後に注目されるようになった4〜7歳程度の女児に対して現れる性的偏愛については、この時期においては外性器を除けば明らかな男女の身体的差異がないため、理解しがたい人も多く、そういった性的偏愛はペド(ペドフィリア)という蔑称的なニュアンスを持つ用語で呼ばれることがある。

[編集] 関連する用語

ナボコフは「ロリータ」中で、ニンフェットの他にも新しい語をハンバート博士に提唱させている。

[編集] フォーンレット

フォーンレット (faunlet) は、ニンフェットと同世代の男児を指す。ローマ神話のファウヌスに由来する。小説中には2回しか現れない。

[編集] ニンフォレプト

9〜14歳の少女の中から、ニンフェットとそうでない少女を区別 (discern、識別する、見分ける) する人のことをニンフォレプト (nympholept) と呼んでいる。小説中では、学校やガールスカウトの集合写真を見て、その中からニンフェットを指す事ができる、とされている。

[編集] 初出

ニンフェットという語は「ロリータ」が初出ではなく、The Century Dictionary (en) に見出しで出ており、 "a little nymph" という意味で、ドレイトン (en) の1612年の詩集ポリ・オルビオン (en) で "Of the nymphets sporting there In Wyrrall, and in Delamere." として見られるのが確認できる。

[編集] 脚注

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  1. ^ Nabokov, Vladimir (1991). Alfred Appel. ed. The Annotated Lolita. Random House. ISBN 0679727299. 

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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