テルエル (多連装ロケット)

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テルエル
スペイン陸軍のテルエル
基礎データ
全長 9.00m
全幅 2.50m
全高 3.00m
重量 10t(戦闘時)
乗員数 6名
装甲・武装
主武装 140mmロケット弾40連装発射機
(再装填時間:5分)
副武装 7.62mm機銃1丁
機動力
速度 80km/h
エンジン ペガソ ディーゼル
220hp
行動距離 550km
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テルエル西: Teruel)は、スペインが開発した自走多連装ロケット砲

概要[編集]

テルエルは、スペイン独自の多連装ロケットシステム。スペイン陸軍が1987年より14セット導入した。2010年5月までに新型ロケット弾MCー25を発射できるテルエルー2に改修する予定だったが、アメリカのHIMARSを導入することになり2011年に退役している。ほかガボンが8セット購入した。

砲員を収容するダブルキャビンを備える6輪駆動のペガソ3055トラックをベースとし、車体後部に20連装の箱型発射機を2つ並べている。重量56kgの140 mmロケット弾発射器を搭載し、最大射程距離は約18kmとなっている。ロケット弾発射時には、アウトリガーを展開して車体を固定し、車体前部キャビンのブラストシールドを展張して乗員をロケット弾の発射炎から防護する[1]

採用国[編集]

テルエル運用国(青色は現役、赤色は退役国)

脚注・出典[編集]

  1. ^ Military Today Teruel 2019年6月30日閲覧

関連記事[編集]