シャナ (妖精)

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シャナ(Xana)とは、スペインフランスに住んでいると言われている伝承上の存在(妖精)である。

伝説[編集]

伝説によれば、スペインやフランスにある泉のそばにある洞窟、またはそのような場所にある泉の底に、クエレブレ(Cuelebre)という竜が住んでいると言われている。クエレブレには雌雄の区別が存在するが、シャナと関係するのは雄の方である。クエレブレの雄は、獰猛で人間を食べるとされている一方で、美しいものが好きであるという側面も持っている。ある時クエレブレの雄が住んでいた洞窟に、強引な求婚者に追われた金髪の乙女が逃げ込んできた。この金髪の乙女の名がシャナ(Xana)である。普通であれば人間である彼女は食べられてしまうはずだったが、そこに住んでいたクエレブレの雄はこの乙女に一目惚れした。クエレブレの雄は「シャナさえ一緒にいてくれれば他には何も望まない」と言い、シャナはこの願いを聞き入れたため、クエレブレの雄の力によって長き時を生きられる存在へと転生したとされている。以降この2人は洞窟で暮らしており、月夜には2人の住む洞窟から歌声が聞こえると言われている。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 「幻獣事典」150頁、新星出版社(2009)、ISBN 978-4-405-10680-2
  • 竹原威滋・丸山顯德編「世界の龍の話」三弥井書店,2002,pp197-198.