コープランドの七つ子

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レモン山天文台の32インチ望遠鏡で撮影された画像

コープランドの七つ子(コープランドのななつご、: Copeland's Septet )とは、しし座にある7つの銀河。しし座の尾の部分にある2等星デネボラの付近に、14等級から15等級の銀河が7つ集まり、銀河群を構成している[1]

1874年イギリス天文学者ラルフ・コープランドが発見したことから、この名がある。13.6等から15.2等までの銀河が集まった銀河群であり、銀河群のカタログであるヒクソン・コンパクト・グループでは57番とされている[1]

NGCカタログの番号をつけられている銀河はNGC3745、3746、3748、3750、3751、3753、3754の7つの銀河だが、ヒクソン・コンパクト・グループのカタログではこれに16.8等の銀河PGC36010が加わる[2]。この8つの銀河が、約70万光年内に集まって銀河群を作っている[2]

この銀河群の地球からの距離は、約4億8000万光年と推定されている[1][2]

なお、2002年にはNGC3746(HICK57B)内に超新星2002ar(16.5等)が発見されている[2][3][4]

脚注[編集]

外部リンク[編集]