コロンボ市議会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コロンボ市議会
種類
種類
議院一院制
任期制限4年
沿革
設立1866年
役職
副市長
M. T. M. イクバル
コミッショナー
V.K.Anura
構成
定数119名
院内勢力
与党
  •   統一国民党 (60)

野党

任期
4年
選挙
前回選挙
2018年2月
議事堂
コロンボ市役所
ウェブサイト
www.colombo.mc.gov.lk

コロンボ市議会(コロンボしぎかい、英語: Colombo Municipal Council)は、スリランカの最大都市、コロンボに設置されている地方議会。1865年に創設された同国内最古の地方議会であり、2020年現在の定員は119名。

任期[編集]

4年に1度改選される

行政[編集]

市長と副市長が行政を担う。また、コミッショナーがコロンボ市役所を監督している。コミッショナーは通常地方自治大臣によって任命される。議会任期終了時に市長、副市長が不在の場合、コミッショナーがコロンボの行政権を担う。またコミッショナーにはコロンボ7地区にある官邸が与えられている[1][2]

部局[編集]

コロンボ市議会は16の部局に分かれている。

  • 市長室
  • 財務局
  • 内務局
  • 技術局
  • 福祉局
  • 獣医局
  • 医療局
  • 動植物局
  • 公共図書館局
  • 公共サービス局
  • 法務局
  • スポーツ・レジャー局
  • 教育・開発局
  • 監査局
  • 中央治療局
  • 消防局

権限[編集]

市議会は以下の権限を有している。

人口[編集]

コロンボ市議会は、コロンボとティンビリガシャヤ地区を管轄しており、2011年国勢調査によると管轄地域の人口は55万5,031人。このうち、31万8,048人がコロンボ、23万6,983人がティンビリガシャヤに居住している[3]

議会構成[編集]

過去50年間にわたり、統一国民党(UNP)が過半数を占めている。1947年の独立以来、2人を除く全ての市長がUNP所属である。その例外の1つは、1954年にスリランカ社会主義平等党(LSSP)に敗れたときである[4]。2006年にはUNPの推薦リストが拒否され、UNPの推薦するグループが当選した[5][6]。現市長ロージー・セーナーナーヤカはコロンボ初の女性市長である。

国政への影響[編集]

スリランカの前首都であり現在も最大の都市であるコロンボは、現在に至るまで政治の中心であり続けている。そのため、コロンボ市議会は多くの政治家にとっての登竜門となっており、大統領経験者のジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナソロモン・バンダラナイケもコロンボ市議を務めていた経験がある。

脚注[編集]

  1. ^ CMC gets a new Municipal Commissioner
  2. ^ Former Municipal Commissioners yet to hand over official residences”. newsfirst.lk. 2020年12月14日閲覧。
  3. ^ http://www.statistics.gov.lk/PopHouSat/CPH2011/index.php?fileName=pop31&gp=Activities&tpl=3
  4. ^ Alexander, Robert Jackson. International Trotskyism, 1929-1985: A Documented Analysis of the Movement 
  5. ^ Colombo UNP list rejected, BBC News, February 16, 2006
  6. ^ Independent group wins CMC, BBC News, May 21, 2006

外部リンク[編集]