ガミーン

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ガミーン
欧字表記 Gamine
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2017年2月16日(7歳)
Into Mischief
Peggy Jane
母の父 Kafwain
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Grace Thoroughbred Holdings LLC
馬主 Michael Lund Petersen
調教師 Bob Baffertアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
競走成績
生涯成績 11戦9勝
勝ち鞍
GI エイコーンS 2020年
GI テストS 2020年
GI BCフィリー&メアスプリント 2020年
GI ダービーシティディスタフS 2021年
GI バレリーナS 2021年
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ガミーン(英:Gamine)は、アメリカ合衆国で生産、調教されていた競走馬である。2020年のエクリプス賞最優秀短距離牝馬に選出された。 主な勝ち鞍は2020年エイコーンステークステストステークスブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリント、2021年ダービーシティディスタフステークスバレリーナステークス

戦績[編集]

2020年3月7日サンタアニタパーク競馬場の未勝利戦(ダート6.5F)を6馬身1/4差で圧勝し、デビュー戦を飾る。続く5月2日の一般戦ではクビ差で勝利するもレース後の薬物検査で失格し11着に降着となるも、のちに1着に再認定されている[1]。G1初挑戦となった6月20日のエイコーンステークスではスタートから先手を取ると一度も先頭を譲ることなく、後続に18馬身もの差をつけG1初制覇を果たす[2]。 8月8日のテストステークスでも好スタートから終始先頭をキープすると、最後の直線ではヴェネチアンハーバーに7馬身差をつけG1競走2連勝となった[3]。新型コロナウイルス感染拡大の影響により9月5日に延期されたケンタッキーオークスでは道中軽快に逃げるものの直線で失速し伏兵シーデアーズザデビルから3馬身差の3着に入線[4]するも、その後の薬物検査で二度目の失格となった[5]。11月7日のブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリントでは道中2番手を追走し、直線で逃げるセレンゲティエンプレスをかわして先頭に立つと後続に6馬身1/4差をつけ、1分20秒20のトラックレコードで圧勝しG1競走3勝目をマークした[6]

明け4歳となった2021年は4月のG2ラスフローレスステークスで始動、好スタートから先手を取ると直線では後続に5馬身差をつけて圧勝。続くダービーシティディスタフステークスではスタートからハナを奪うと、最後の直線では好位から脚を伸ばしたスコンシンを1馬身1/2差つけ快勝、G1競走4勝目となる。7月のグレートレディエムステークスでも後続を10馬身突き放して逃げ切り勝ちを収めた。8月のバレリーナステークスでは道中楽な手応えで逃げると最後は内から追いすがるレイクアヴェニューに1馬身3/4差つけ快勝、G1競走5勝目となる。連覇がかかったブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリントではスタートからハナを奪い逃げるも失速し3着と完敗した。

翌2022年1月に現役を引退し、ヒルンデイルファームで繁殖入りすることになった[7]

血統表[編集]

ガミーン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ストームキャット系
[§ 2]

Into Mischief
2005 鹿毛
父の父
Harlan's Holiday
1999 鹿毛
Harlan Storm Cat
Country Romance
Christmas in Aiken Affirmed
Dowager
父の母
Leslie's Lady
1996 鹿毛
Tricky Creek Clever Trick
Battle Creek Girl
Crystal Lady Stop the Music
One Last Bird

Peggy Jane
2009 黒鹿毛
Kafwain
2000 黒鹿毛
Cherokee Run Runaway Groom
Cherokee Dame
Swazi's Moment Moment of Hope
Swazi Girl
母の母
Seattle Splash
2003 黒鹿毛
Chief Seattle Seattle Slew
Skatingonthinice
Grand Splash Bucksplasher
Rain a Little
母系(F-No.) 22号族(FN:22-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Icecapade 5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ [8]
  2. ^ [9]
  3. ^ [8]
  4. ^ [8]


脚注[編集]

  1. ^ Arkansas Regulator Restores Wins by Charlatan, Gamine”. bloodhorse.com (2021年4月20日). 2021年4月22日閲覧。
  2. ^ ガミーン圧巻のデビュー3連勝、G1エイコーンSを衝撃のレコード勝ち”. JRA-VAN (2020年6月22日). 2020年11月10日閲覧。
  3. ^ ガミーンが米G1テストSも圧勝、次戦でケンタッキーオークス獲りへ”. JRA-VAN (2020年8月9日). 2020年11月10日閲覧。
  4. ^ ケンタッキーオークスは2強共倒れの波乱、伏兵シーデアーズザデビルが戴冠”. JRA-VAN (2020年9月5日). 2020年11月10日閲覧。
  5. ^ Baffert Fined, Gamine DQ'd From Kentucky Oaks Third”. 2021年2月5日閲覧。
  6. ^ BCフィリー&メアスプリント、ガミーンがトラックレコードで圧勝”. JRA-VAN (2020年11月9日). 2020年11月10日閲覧。
  7. ^ 20年の米最優秀短距離牝馬、ガミーンが引退”. JRA-VAN ver.World. 2022年1月11日閲覧。
  8. ^ a b c Gamine(USA) 5代血統表”. JBIS-Search. 日本軽種馬協会. 2022年8月6日閲覧。
  9. ^ Gamineの血統表|競走馬データ - netkeiba.com”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2022年8月6日閲覧。

外部リンク[編集]