エマヌエル・スウェールツ

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Florilegiumの図版

エマヌエル・スウェールツ(Emanuel Sweert、1552年 - 1612年)は、オランダ画家園芸家である。1612年の著書『花譜』(Florilegium Amplissimum et Selectissimum)で知られる。スウェルーツの花譜は日本に伝わり、1761年、平賀源内の蔵書となり、蔵書目録で『紅毛花譜』として紹介された。

Florilegiumの図版

セーブンベルゲンに生まれた。スウェールツの時代は、オランダや英仏の貿易船によって世界各地の植物がヨーロッパに紹介された時代であった。人々の植物に対する関心の高まりに答えるために、商人は各地から珍しい植物を運んだ。スウェールツ『花譜』は560種を掲載した園芸植物のカタログで、手彩色銅版画110枚を収録しており、1612年にフランクフルトの印刷業者ヨハン・テオドール・ド・ブリーによって出版された。植物学者のピエール・ヴァレが準備した植物が描かれた。美しい図版は人気を呼び、1612年から1647年の間に6版を重ねた。この時期、オランダではチューリップ・バブルが発生した。スウェールツは神聖ローマ皇帝ルドルフ2世ウィーン植物園の園長として雇われていた。また『花譜』の図版の多くはルーブルフランス王、アンリ4世の植物園で栽培されていた植物である。

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