ウォルター・カニンガム

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ロニー・ウォルター・カニンガム
Ronnie Walter Cunningham
NASA所属宇宙飛行士
現況 引退
誕生 1932年3月16日(82歳)
アイオワ州クレストン
他の職業 パイロット
階級 大尉
宇宙滞在期間 10日20時間08分
選抜試験 1963年
ミッション アポロ7号
記章 Apollo7patch.jpg

ウォルター・カニンガム(Ronnie Walter "Walt" Cunningham、1932年3月16日-)は、引退したアメリカ合衆国宇宙飛行士である。1968年にアポロ7号のミッションでアポロ月着陸船のパイロットを務めた。ニール・アームストロングエリオット・シーに次いで、アメリカ航空宇宙局にとって3人目の民間人の宇宙飛行士である。戦闘機パイロット、物理学者、起業家、投資家でもあった。またThe All-American Boysという著書があり、Lift-off to Logicというラジオ番組の司会を務めた。

生い立ち[編集]

カニンガムは、1932年3月16日にアイオワ州クレストンで生まれた。カリフォルニア州ヴェニスのヴェニス高等学校を卒業したが、同校の建物には、後に彼の名前が付けられた。

卒業後、カニンガムは1951年にアメリカ海軍に入隊し、1952年から戦闘訓練を受けた。1953年から1956年まではアメリカ海兵隊で戦闘機パイロットとなった。1956年から1975年まではアメリカ海兵隊の予備部隊に所属し、大佐の階級で除隊した。

カニンガムはカリフォルニア大学ロサンゼルス校で1960年に物理学の学士号、1961年に修士号を得た。その後、博士課程には進学せず、ランド研究所で科学者として働いた。

1963年10月、カニンガムはNASAによって、3期目の宇宙飛行士に選ばれた。1968年10月11日には、彼はアポロ7号の月着陸船パイロットとして11日間のミッションに向かった。この飛行では月着陸船は伴わなかったが、彼はこの最初の有人アポロ宇宙船に搭載された膨大なシステムの試験に追われた。彼はその後、スカイラブの運営に携わり、1971年にNASAを辞した。1974年、彼はハーバード・ビジネス・スクールのアドバンスト・マネージメント・プログラムを修了し、数々のベンチャー企業で営業職や投資家として働いた。

1977年、カニンガムは宇宙飛行士時代の回想をまとめた著書The All-American Boysを出版した。また2007年に出版された宇宙開発の歴史に関する本In the Shadow of the Moonでも主要な執筆者の1人となった。

現在は、彼はラジオのパーソナリティや司会者として働いている。1998年のテレビシリーズ『フロム・ジ・アース/人類、月に立つ』ではフレデリック・レーンが彼の役を演じた。

2008年、NASAは彼のアポロ7号ミッションでの活躍に対してNASA Distinguished Service Medalを授与している[1]

カニンガムは地球温暖化問題に対しては懐疑的な立場を取っている[2]。2010年、カニンガムは"Global Warming: Fact Versus Faith"という小冊子を出版し、その中で現在の地球温暖化問題に関する議論は、ガリレオ・ガリレイ進化論カトリック教会との歴史的な対立とは全く異なると論じている。

出典[編集]

参考文献[編集]

  • Cunningham, Walter (1977). The All-American Boys. MacMillan Publishing Company. ISBN 0025292404. 
  • French, Francis and Colin Burgess (2007). In the Shadow of the Moon: A Challenging Journey to Tranquility. University of Nebraska Press. ISBN 978-0-8032-1128-5. 

外部リンク[編集]