アルベルト・カジミール・フォン・ザクセン=テシェン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
テシェン公アルベルト・カジミール

アルベルト・カジミール・フォン・ザクセン=テシェン(Albert Kasimir von Sachsen-Teschen, 1738年7月11日 - 1822年2月10日)は、ドイツオーストリアの美術品の収集家、保護者。ウィーンの美術館アルベルティーナの創始者として知られる。また、オーストリア領ネーデルラントの総督も務めた(1780年 - 1793年)。全名はアルベルト・カジミール・アウグスト・イグナツ・ピウス・フランツ・クサーヴァー(Albert Kasimir August Ignaz Pius Franz Xaver)。

父はポーランド王(兼ザクセン選帝侯アウグスト3世、母は神聖ローマ皇帝ヨーゼフ1世の娘マリア・ヨーゼファで、2人の間の六男として生まれる。何人もの兄がいて家督の相続は望めない身分だったが、オーストリアの「女帝」マリア・テレジア(母の従妹にあたる)の娘マリア・クリスティーナと恋仲になり、結婚を許された。マリア・クリスティーナが女帝のお気に入りの娘であったことから、莫大な持参金とテシェン(チェシン)公国を得た上に、カール・アレクサンダー公子(女帝の夫フランツ1世皇帝の弟)の死後にオーストリア領ネーデルラントを夫婦で統治する取り決めもなされた。

子がなかったため、妻の弟レオポルト2世皇帝の三男カールを養子とし、ネーデルラント総督職とテシェン公領を継がせた。

先代:
カール・アレクサンダー・フォン・ロートリンゲン
オーストリア領ネーデルラント総督
1780年 - 1793年
マリア・クリスティーナと共同統治
次代:
テシェン公カール
先代:
皇帝ヨーゼフ2世
テシェン(チェシン)公
1766年 - 1822年
マリア・クリスティーナと共同統治
次代:
カール大公