アクレミア

アクレミア
アクレミア
別名	アクリア
配偶者	セト
子供	エノス
親	アダムとイヴ
親戚	カイン（兄）; アベル（双子の兄弟）; ルルワ（姉）; セト（弟）
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アクレミア（Aklemia、Aclemia）は、アダムとイヴの娘の一人。『アダムとイヴとサタンの対立』に存在が記述されている。アクリア（Aklia）という表記もされる^[1]。

概要[編集]

アダムとイヴの下に、アベルの双子の姉妹として生まれた。兄にカイン、姉にルルワがいた^[2]。『ジューイッシュ・エンサイクロペディア』によると、カインとルルワが楽園で生まれたのとは対照的に、アクレミアとアベルは楽園の外で生まれたという^[3]。アダムの提案により、アクレミアはカインと結婚することになっていた。しかし、カインはルルワと結婚することを希望したため、アベルを殺してルルワと結婚し、ノドの地へと去った^[4]。

双子の兄弟と兄を失ったアクレミアは、アダムの命により弟である15歳のセトと結婚した^[5]。15歳半でアベルが死んだ後、アダムとイヴは7年間関係を持たなかったため^[6]、セトとアクレミアの年齢差は約22歳半だった。その5年後、アクレミアはセトとの間にエノスを産んだ^[5]。

ソロモン・シーザー・マランによると、セトと結婚したことからセツ派ではオライア（Ωραια）と呼ばれる^[5]。

出典[編集]

^ Malan 1882, p. 106.
^ Charles Russell Coulter; Patricia Turner (2020). Encyclopedia of Ancient Deities. McFarland & Company. p. 14. ISBN 978-1476685564
^ Cyrus Adler; Isidore Singer (1925). The Jewish Encyclopedia. Funk & Wagnalls. p. 49. ISBN 978-1476685564
^ Malan 1882, p. 104.
^ ^a ^b ^c Malan 1882, p. 113.
^ Malan 1882, p. 105.

参考文献[編集]

Malan, Solomon Caesar (1882). The Book of Adam and Eve, also called the conflict of Adam and Eve with Satan. Williams and Norgate

表話編歴アダムとイヴ
情報源	創世記における天地創造アダムイヴ
子供	カインアベルセトルルワアクレミアアワンアズラアナーク
関連用語	原罪エデンの園知恵の樹禁断の果実アダムの言語カマエルローシュ・ハッシャーナーシャムシエルリリスイチジクの葉
他文化	高壁マヌマシュヤグとマシュヤーナグ
文献	『アダムとイヴとサタンの対立』 (6世紀) 『宝の洞窟』『失楽園』 (1667年)
芸術	『楽園追放』 (1425年頃) 『最後の審判』 (1482年頃) 『快楽の園』 (1504年) 『アダムとイヴ』 (1507年) 『アダムの創造』 (1512年) 『原罪と楽園追放』 (1510年頃) 『乾草車』（1512年-1515年頃）『アダムとイヴ』（1550年頃）『誘惑されるアダムとイヴ』（1550年-1553年）『天国』（1588年-1592年）『人間の堕落のあるエデンの園』 (1615年頃) 『アダムとイヴ』（1628年-1629年間）
地理	イヴの墓
生物学	ミトコンドリア・イブ Y染色体アダム
その他	マクペラの洞穴
カテゴリ

概要[編集]

出典[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]