OUTDOOR PRODUCTS

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アウトドアプロダクツ:OUTDOOR PRODUCTS)は、アメリカ合衆国で創業されたアウトドアブランド。

歴史[編集]

1970年ロサンゼルスダウンタウンでスポーツ用品の総合ショッピングセンターを経営していたアルトシュール兄弟が、当時成長過程にあったキャンプ用品の周辺グッズに目を着け、メーカーとしての起業を目指す。3年後の1973年にロサンゼルスにてアウトドアプロダクツとして創業し、アウトドアプロダクツ製品の製造を開始した。創業から1年で全米規模のマーケットを持つ企業へと成長し、創業翌年の1974年生産ラインを構築した。1986年、社名をアウトドア・レクリエーション・グループに変更している[1]

2014年現在、世界60か国以上の国でブランド商品の販売を行なっている[2]

伊藤忠商事による展開[編集]

2012年11月、伊藤忠商事が「OUTDOOR PRODUCTS」ブランドのアジアを中心とした世界19か国・地域における商標権を取得した[3]。アジア13地域(日本、中国、香港、韓国、台湾、タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ベトナム、インド、フィリピン、ブルネイ)、中東4地域、南米2地域の19地域となる[3]

日本においては2014年1月に伊藤忠商事がサンマリノと独占フランチャイズ契約を締結し、2月にルミネエスト新宿に1号店をオープンした[2][4]。2016年10月1日からはジーンズメイトがサンマリノから「OUTDOOR PRODUCTS」ブランドの事業を譲受し、日本国内における独占フランチャイズ契約とショップ5店舗、通信販売サイトを承継することが発表された[5]。2019年3月31日には「OUTDOOR PRODUCTS」の公式通販サイトの運営権を伊藤忠商事から譲受している[6]。2019年、ジーンズメイトはアウトドアプロダクツの新レーベル「ブラックライン」を立ち上げた[7]

2023年9月にはバングラデシュの大手財閥企業ベキシムコ (BEXIMCOが展開する小売りブランド「YELLOW」で、同国初となる「アウトドアプロダクツ」商品の販売を開始した[8]

製品[編集]

ブランド「アウトドアプロダクツ」としてデイパック、ダッフルバック、レイングッズなどのアウトドア・グッズの他、アパレル商品、自転車などこれまでに様々な商品を展開している。代表作としてデイパックの代名詞ともされるコーデュラのナイロン生地を使った452というモデルなどがある[1]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b アウトドアプロダクツ : OUTDOOR PRODUCTS”. ファッションプレス. 2021年8月24日閲覧。
  2. ^ a b “米国『アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)』ブランドにおける株式会社サンマリノとの独占フランチャイズ契約締結について”. 伊藤忠商事株式会社 (伊藤忠商事株式会社). (2014年1月21日). https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2014/140121.html 2023年10月13日閲覧。 
  3. ^ a b 伊藤忠商事/5年後300億円、OUTDOOR PRODUCTSブランド取得”. 流通ニュース (2012年11月22日). 2023年10月13日閲覧。
  4. ^ 伊藤忠/アウトドアプロダクツを日本で独占販売、2月に1号店”. 流通ニュース (2014年1月21日). 2023年10月13日閲覧。
  5. ^ ジーンズメイト/「OUTDOOR PRODUCTS」ブランド事業を譲受”. 流通ニュース (2016年8月5日). 2023年10月13日閲覧。
  6. ^ 山脇佳那子 (2016年8月5日). “ジーンズメイトが伊藤忠から「アウトドアプロダクツ」のECサイト運営権を譲受”. WWD Japan. 2023年10月13日閲覧。
  7. ^ 山脇佳那子 (2019年9月6日). “ジーンズメイト 「アウトドアプロダクツ」に新レーベル”. 繊研新聞社. 2023年10月13日閲覧。
  8. ^ 伊藤忠商事、「アウトドアプロダクツ」の販売開始(バングラデシュ)”. 日本貿易振興機構(JETRO) (2023年9月29日). 2023年10月13日閲覧。

外部リンク[編集]