お前を讃える栄光のために

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お前を讃える栄光のために』(おまえをたたえるえいこうのために、イタリア語: Per la gloria d’adorarviは、ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニが作曲した、オペラ『グリゼルダ』(1722年初演)のアリアのひとつである。

作詞はパオロ・アントーニオ・ロッリである。

歌詞[編集]

イタリア語(原詩) 日本語訳

Per la gloria d’adorarvi
voglio amarvi―o luci care.
amando penerò;
ma sempre v’amero―nel mio penare.

Senza speme di diletto
vano affeto―è sospirare:
mai vostri dolci rai
chi vagheggiar può mai―e non v’amare?

お前を愛する名誉のために
私はお前を愛したい あぁ!いとしい瞳よ!
愛しつつ苦しもう!
だが、ずっと愛していよう!―そう、苦しみつつも!

幸せを得る希望もなく
むなしいこの愛は―ただ溜め息だけ。
けれどお前の目の甘美なまなざしに
心を奪われてしまった者は、
どうしてお前を愛せずにいられるのだ?

参考文献[編集]