「規範」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
外部リンク4、temp Lang |
||
7行目: | 7行目: | ||
社会規範は歴史的な発展を紐解けば、社会全体の利益という目的に沿っているものであり、風習よりも合理化されている場合が多い。この社会規範に従った行動は同調行動と呼ぶ。しかし、時間の経過とともに、その本来の機能が忘れ去られて、社会的行為の調整としての機能を果たすこともしばしばである。また個人においては外部規範の[[内面化]]がおき、[[道徳]]となる。なお[[法律]]は、[[国家]]における規範に基づいて制定される。 |
社会規範は歴史的な発展を紐解けば、社会全体の利益という目的に沿っているものであり、風習よりも合理化されている場合が多い。この社会規範に従った行動は同調行動と呼ぶ。しかし、時間の経過とともに、その本来の機能が忘れ去られて、社会的行為の調整としての機能を果たすこともしばしばである。また個人においては外部規範の[[内面化]]がおき、[[道徳]]となる。なお[[法律]]は、[[国家]]における規範に基づいて制定される。 |
||
[[哲学]]においてはたとえば「[[真]]」「[[善]]」「[[美]]」のそれぞれ「[[思惟]]」「[[意志]]」「[[感情]]」に対応したものが挙げられる。規範に関する[[学]]を規範学( |
[[哲学]]においてはたとえば「[[真]]」「[[善]]」「[[美]]」のそれぞれ「[[思惟]]」「[[意志]]」「[[感情]]」に対応したものが挙げられる。規範に関する[[学]]を規範学({{Lang-en-short|normative science}}、{{Lang-de-short|normative Wissenschaft}}、{{Lang-fr-short|仏:science normative}})と言う。 |
||
<!--網羅性はあるのか? 「規範」とつく言葉をただ単に書き連ねているだけではないか? |
<!--網羅性はあるのか? 「規範」とつく言葉をただ単に書き連ねているだけではないか? |
||
34行目: | 34行目: | ||
*[[規範意識]] |
*[[規範意識]] |
||
*[[自然主義的誤謬]] |
*[[自然主義的誤謬]] |
||
== 外部リンク == |
|||
* {{Cite journal|和書 |
|||
|author=国崎敬一 |
|||
|year= 2007 |
|||
|month= 8 |
|||
|title= 規範と心と言葉 日本社会における心治主義という病弊(I) 規範とはどういうものか(1) Norm, Mind and Words(I) What is norm ?(1) |
|||
|journal=松山大学論集 |
|||
|volume= 19 |
|||
|issue=3 |
|||
|pages=139-163 |
|||
|publisher=松山大学 |
|||
|issn= 09163298 |
|||
|naid=110006625603 |
|||
|id=ISSN 09163298 |
|||
|url |
|||
|format=PDF |
|||
|accessdate=2010(平成22年)-08-15}} |
|||
* {{Cite journal|和書 |
|||
|author=小林 盾 |
|||
|year= 2002 |
|||
|month=3 |
|||
|title=社会規範の数理社会学にむけて |
|||
|journal=理論と方法 |
|||
|volume=17 |
|||
|issue=2 |
|||
|pages=183-194 |
|||
|publisher=数理社会学会 |
|||
|issn= 1881-6495 |
|||
|naid= |
|||
|id=ISSN 1881-6495 |
|||
|url=http://joi.jlc.jst.go.jp/JST.JSTAGE/ojjams/17.183 |
|||
|format=PDF |
|||
|accessdate=2010(平成22年)-08-15}} |
|||
* {{Cite journal|和書 |
|||
|author=吉田 勇 |
|||
|year= 1996 |
|||
|month= |
|||
|title= 社会規範としての「誠意」について |
|||
|journal=法社会学 |
|||
|volume=1996 |
|||
|issue=48 |
|||
|pages=199-203 |
|||
|publisher=日本法社会学会 |
|||
|issn= 0437-6161 |
|||
|naid= |
|||
|id=ISSN 0437-6161 |
|||
|url=http://joi.jlc.jst.go.jp/JST.Journalarchive/jsl1951/1996.199 |
|||
|format=PDF |
|||
|accessdate=2010(平成22年)-08-15}} |
|||
* {{Cite journal|和書 |
|||
|author=榑松 かほる |
|||
|year= 2005 |
|||
|month= 5 |
|||
|title= 近現代日本教育史の視点から「規範」と教育の問題を考える |
|||
|journal=教育哲学研究 |
|||
|volume= 2005 |
|||
|issue=91 |
|||
|pages=23-28 |
|||
|publisher=教育哲学会 |
|||
|issn= 1884-1783 |
|||
|naid= |
|||
|id=ISSN 1884-1783 |
|||
|url=http://joi.jlc.jst.go.jp/JST.Journalarchive/kyouikutetsugaku1959/2005.23 |
|||
|format=PDF |
|||
|accessdate=2010(平成22年)-08-15}} |
|||
{{DEFAULTSORT:きはん}} |
{{DEFAULTSORT:きはん}} |
2010年8月15日 (日) 10:32時点における版
エラー:{{出典}}は廃止されました。{{出典}}ではなく {{出典の明記}} または {{未検証}} を使用してください。各テンプレートの意味の違いについては各解説ページを参照してください。
この記事の正確性に疑問が呈されています。 |
規範(きはん)とは、「~である」と記述される事実命題に対し、「~べきである」と記述される命題ないしその体系をいう。法規範や社会規範がその典型であり、道徳や倫理も規範の一種である。社会学において人間社会集団におけるルール・慣習(慣習法参照)のひとつでもある。規範についての規範はメタ規範という。
概要
社会規範は歴史的な発展を紐解けば、社会全体の利益という目的に沿っているものであり、風習よりも合理化されている場合が多い。この社会規範に従った行動は同調行動と呼ぶ。しかし、時間の経過とともに、その本来の機能が忘れ去られて、社会的行為の調整としての機能を果たすこともしばしばである。また個人においては外部規範の内面化がおき、道徳となる。なお法律は、国家における規範に基づいて制定される。
哲学においてはたとえば「真」「善」「美」のそれぞれ「思惟」「意志」「感情」に対応したものが挙げられる。規範に関する学を規範学(英: normative science、独: normative Wissenschaft、仏: 仏:science normative)と言う。
関連項目
外部リンク
- 国崎敬一「規範と心と言葉 日本社会における心治主義という病弊(I) 規範とはどういうものか(1) Norm, Mind and Words(I) What is norm ?(1)」(PDF)『松山大学論集』第19巻第3号、松山大学、2007年8月、139-163頁、ISSN 09163298、NAID 110006625603、ISSN 09163298、2010(平成22年)-08-15閲覧。
- 小林 盾「社会規範の数理社会学にむけて」(PDF)『理論と方法』第17巻第2号、数理社会学会、2002年3月、183-194頁、ISSN 1881-6495、ISSN 1881-6495、2010(平成22年)-08-15閲覧。
- 吉田 勇「社会規範としての「誠意」について」(PDF)『法社会学』第1996巻第48号、日本法社会学会、1996年、199-203頁、ISSN 0437-6161、ISSN 0437-6161、2010(平成22年)-08-15閲覧。
- 榑松 かほる「近現代日本教育史の視点から「規範」と教育の問題を考える」(PDF)『教育哲学研究』第2005巻第91号、教育哲学会、2005年5月、23-28頁、ISSN 1884-1783、ISSN 1884-1783、2010(平成22年)-08-15閲覧。