「カプレカー数」の版間の差分

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2007年1月8日 (月) 04:52時点における版

カプレカ数(カプレカすう、Kaprekar Number)とは、

  1. 整数を2乗し、前の部分と後ろの部分に分けて和を取ったとき、元の値に等しくなる数のことである。
  2. すべての桁が同じ値ではない(いくつかの桁は同じ値でもよい)整数を、桁を並べ替えて最大にしたものから最小にしたものの差を取り、この操作を繰り返したときにある一定の値になるのことである。

定義1

整数を2乗し、前のn桁と後ろのn桁または(n+1)桁に分けて和を取ったとき、元の値に等しくなる数のことである。

たとえば、297は、2972 = 88209、88 + 209 = 297 となるので、カプレカ数である。

この定義でのカプレカ数は、小さなほうから 1、9、45、55、99、297、703、……となる。

定義2

すべての桁が同じ値ではない(いくつかの桁は同じ値でもよい)整数を、桁を並べ替えて最大にしたものから最小にしたものの差を取り、この操作を繰り返したときにある一定の値になる数のことである。

この定義において、4桁のカプレカ数は6174である。最初の数として2005を取ったとき、

  • 5200 - 0025 = 5175
  • 7551 - 1557 = 5994
  • 9954 - 4599 = 5355
  • 5553 - 3555 = 1998
  • 9981 - 1899 = 8082
  • 8820 - 0288 = 8532
  • 8532 - 2358 = 6174
  • 7641 - 1467 = 6174

となり、6174に収束する。どのような4桁の数でも最終的に6174になることが確認されている。 同様に3桁で最初に 685を使った場合、 893を使った場合、

  • 865 - 568 = 297  983 - 389 = 594
  • 972 - 279 = 693  954 - 459 = 495
  • 963 - 369 = 594  954 - 459 = 495
  • 954 - 459 = 495 
  • 954 - 459 = 495

となり、495である。 ちなみにこの定義でのカプレカ数は全て9倍数である。(証明は容易【ヒント:mod9で考えること】)

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