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[[乾電池]]は、製造時に保持している電気が、時間の経過と共に徐々に減り、取り出せる電気が減る。1年で数パーセントの減少と言われる。長期間保存した乾電池では未使用であっても起電力を失い、使えないという事も珍しくない。このため乾電池には[[消費期限]]が定められていることも少なくない。 |
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[[リチウム電池]]は、一次電池の中では自然放電が少ないという特徴を持つ。このため、時計用ICの駆動などに用いられる。また「長期間放置しても劣化しにくい」という特徴から、防災用ライトなどにも利用される(→[[懐中電灯]]) |
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2006年11月18日 (土) 04:25時点における版
自然放電(しぜんほうでん)とは、化学電池において、蓄えられている電気の量が、時間の経過と共に徐々に減少する現象を言う。自己放電(じこほうでん)とも言う。殊に、二次電池では、この現象が大きく現れる傾向にある。
概要
電池に蓄えられている電気の量が、電池を使用しないにも関わらず、時間の経過と共に徐々に減る。減り方は、電池の種類や、環境によって左右される。
一次電池
乾電池は、製造時に保持している電気が、時間の経過と共に徐々に減り、取り出せる電気が減る。1年で数パーセントの減少と言われる。長期間保存した乾電池では未使用であっても起電力を失い、使えないという事も珍しくない。このため乾電池には消費期限が定められていることも少なくない。
リチウム電池は、一次電池の中では自然放電が少ないという特徴を持つ。このため、時計用ICの駆動などに用いられる。また「長期間放置しても劣化しにくい」という特徴から、防災用ライトなどにも利用される(→懐中電灯)
二次電池
ニッケル・カドミウム蓄電池(ニカド電池)やニッケル・水素蓄電池などの二次電池では、容量一杯に充電しても、時間の経過と共に徐々に電気の量が減り、取り出せる電気は少なくなる。例えば、1ヶ月で、電気の量が数十パーセント失われる事も珍しくない。そのため、充電しておいて、非常時に備えてしまっておく、という使い方には向かない。また、自然放電が大きいことから、流通している間に電気が大幅に失われる。そのため、一般には充電せずに出荷し、消費者が購入してから手許で充電を行って、実際の機器で使用する。
尚、最近は自然放電があまり起こらないように改良したニッケル・水素蓄電池の製品もある。(例、eneloop、自然放電が少ない特徴を活かし、充電した状態で販売される。)