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グレゴリオ暦
 
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'''カトゥン'''は、古代[[メソアメリカ]]文明で用いられた[[長期暦]]で、20[[トゥン]]、すなわち7200[[キン (マヤ暦)|キン]](日)にあたる単位である。カトゥンの終了にあたる日には、その日を祝って、石碑が建てられたり、戦争捕虜を生贄に捧げたり、新しい神殿を建築したり、古い神殿を改築したりした。
'''カトゥン'''は、古代[[メソアメリカ]]文明で用いられた[[長期暦]]で、20[[トゥン]]、すなわち7200[[キン (マヤ暦)|キン]](日)にあたる単位である。[[グレゴリオ暦]]で約19.7年に相当する。カトゥンの終了にあたる日には、その日を祝って、石碑が建てられたり、戦争捕虜を生贄に捧げたり、新しい神殿を建築したり、古い神殿を改築したりした。


カトゥンというのは[[ユカテコ語]]の名称であり、古典期のマヤ人は「20年」を意味するウィニクハーブ(winikhaabʼ)と呼んでいた<ref>{{cite book|author=Scott A. J. Johnson|year=2013|title=Translating Maya Hieroglyphs|publisher=University of Oklahoma Press|isbn=9780806151212|page=81}}</ref>。
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2021年4月13日 (火) 04:15時点における最新版

カトゥンは、古代メソアメリカ文明で用いられた長期暦で、20トゥン、すなわち7200キン(日)にあたる単位である。グレゴリオ暦で約19.7年に相当する。カトゥンの終了にあたる日には、その日を祝って、石碑が建てられたり、戦争捕虜を生贄に捧げたり、新しい神殿を建築したり、古い神殿を改築したりした。

カトゥンというのはユカテコ語の名称であり、古典期のマヤ人は「20年」を意味するウィニクハーブ(winikhaabʼ)と呼んでいた[1]

脚注[編集]

  1. ^ Scott A. J. Johnson (2013). Translating Maya Hieroglyphs. University of Oklahoma Press. p. 81. ISBN 9780806151212