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'''幸福主義'''(こうふくしゅぎ)とは[[倫理]]の目的が幸福を得ることにあるとする立場。
'''幸福主義'''(こうふくしゅぎ)とは[[倫理]]の目的が幸福を得ることにあるとする立場。ギリシア哲学の多くはこの立場を取るが中でも[[アリストテレス]]は最高の善は幸福(eudaimonia)であり、良く生き良く行為 することが幸福と同じ意味であるとする。近代においても[[功利主義]]などはこの立場である
[[ストア派]]、[[功利主義]]などはこの立場である。


[[カント]]は義務論の立場から幸福主義と対立する倫理学を展開した。善はそれ自体を目的とするものであって何かの手段として行うものではないという。
[[カント]]は義務論の立場から幸福主義と対立する倫理学を展開した。善はそれ自体を目的とするものであって何かの手段として行うものではないという。

2006年10月1日 (日) 14:53時点における版

幸福主義(こうふくしゅぎ)とは倫理の目的が幸福を得ることにあるとする立場。ギリシア哲学の多くはこの立場を取るが中でもアリストテレスは最高の善は幸福(eudaimonia)であり、良く生き良く行為 することが幸福と同じ意味であるとする。近代においても功利主義などはこの立場である。

カントは義務論の立場から幸福主義と対立する倫理学を展開した。善はそれ自体を目的とするものであって何かの手段として行うものではないという。