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[[画像:Balkong, Nordisk familjebok.png|thumb|right|ブランケット付きのバルコニー、手すりのついたもの]] |
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[[画像:Balcony_in_Rome.jpg|right|thumb|ローマのバルコニー]] |
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'''バルコニー''' (balcony)は、一般に建物 |
'''バルコニー''' (balcony)は、一般に建物から外部に張り出した手すりつきの開口部。'''露台'''(ろだい)ともいう。[[ベランダ]]との違いは手摺などの有無にある。 |
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== 歴史 == |
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バルコニーの原始的形態は古代ローマには出現していた<ref name="CATALONIA">{{Citation|title=カタルーニャの歴史的都市邸宅ファサードにおける開口部とバルコニーの変遷 近代以前の都市住宅におけるバルコニーに関する研究 その1|url=https://doi.org/10.3130/aija.72.149_2|publisher=日本建築学会|journal=日本建築学会計画系論文集 |volume=618 |pages=149-155 |accessdate=2020-08-08|doi=10.3130/aija.72.149_2|language=ja|author1=熊谷亮平|author2=松村秀一}}</ref>。 |
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ラテン語のバルコニーを意味するbalconeはbalco(舞台、観覧席)の派生語といわれている<ref name="CATALONIA" />。 |
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== 構造 == |
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概ねそのスペースを支える支柱のようなブランケットがついている。伝統的な[[マルタ]]風バルコニーは、壁面から張り出した木造のバルコニーである。 |
概ねそのスペースを支える支柱のようなブランケットがついている。伝統的な[[マルタ]]風バルコニーは、壁面から張り出した木造のバルコニーである。 |
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バルコニーは建物から外部に突き出したような形を採るか、部屋に接する野外の陸屋根状のスペースを利用する。後者の場合、正面または2方向、3方向のみ手摺があり、一方は壁面になる。通常、バルコニーに出るための開口が設けられている。 |
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下階の屋根部分をバルコニーとして利用する形態をルーフバルコニーという<ref name="big">[http://www.big-tokyo.com/beginner/terms4.html 不動産用語辞典] ビッグ</ref>。 |
下階の屋根部分をバルコニーとして利用する形態をルーフバルコニーという<ref name="big">[http://www.big-tokyo.com/beginner/terms4.html 不動産用語辞典] ビッグ</ref>。 |
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日本の[[建築基準法施行令]]では、“100センチメートル以上の幅と110センチメートル以上の手摺を付ける”ことと定められている。 |
日本の[[建築基準法施行令]]では、“100センチメートル以上の幅と110センチメートル以上の手摺を付ける”ことと定められている。 |
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[[ベランダ]]との違いは、<!-- 全身を出せる否か(右画像参照)[※編者注]曖昧な表現のため、コメントアウトします。 -->手摺および屋根の有無。 |
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== 用途 == |
== 用途 == |
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物干し場や庭としての活用、娯楽スペースなどに利用されることがある。特に高層建築ではその用途に加えて、高さへの不安感の解消と、災害時の避難経路確保の目的から付けられることがある。 |
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往々にして、バルコニーは特別の行事のために特に設置されるということもある。たとえば、[[ローマ]]の[[サン・ピエトロ大聖堂]]での新しい[[教皇]]の選出で、[[コンクラーベ]]の後、教皇の信徒への挨拶のためといったようなケースである。教会の中でも、バルコニーは[[聖歌隊]]のために利用されたり、また政府や要人たちの儀礼的な晩餐会などでも、音楽の演奏者やその他のスタッフのためにバルコニーが同様の使われ方をすることもある。 |
往々にして、バルコニーは特別の行事のために特に設置されるということもある。たとえば、[[ローマ]]の[[サン・ピエトロ大聖堂]]での新しい[[教皇]]の選出で、[[コンクラーベ]]の後、教皇の信徒への挨拶のためといったようなケースである。教会の中でも、バルコニーは[[聖歌隊]]のために利用されたり、また政府や要人たちの儀礼的な晩餐会などでも、音楽の演奏者やその他のスタッフのためにバルコニーが同様の使われ方をすることもある。 |
2020年8月7日 (金) 23:23時点における版
バルコニー (balcony)は、一般に建物から外部に張り出した手すりつきの開口部。露台(ろだい)ともいう。ベランダとの違いは手摺などの有無にある。
歴史
バルコニーの原始的形態は古代ローマには出現していた[1]。
ラテン語のバルコニーを意味するbalconeはbalco(舞台、観覧席)の派生語といわれている[1]。
構造
概ねそのスペースを支える支柱のようなブランケットがついている。伝統的なマルタ風バルコニーは、壁面から張り出した木造のバルコニーである。
下階の屋根部分をバルコニーとして利用する形態をルーフバルコニーという[2]。
日本の建築基準法施行令では、“100センチメートル以上の幅と110センチメートル以上の手摺を付ける”ことと定められている。
用途
物干し場や庭としての活用、娯楽スペースなどに利用されることがある。特に高層建築ではその用途に加えて、高さへの不安感の解消と、災害時の避難経路確保の目的から付けられることがある。
往々にして、バルコニーは特別の行事のために特に設置されるということもある。たとえば、ローマのサン・ピエトロ大聖堂での新しい教皇の選出で、コンクラーベの後、教皇の信徒への挨拶のためといったようなケースである。教会の中でも、バルコニーは聖歌隊のために利用されたり、また政府や要人たちの儀礼的な晩餐会などでも、音楽の演奏者やその他のスタッフのためにバルコニーが同様の使われ方をすることもある。
劇場のバルコニーは、定番の観客席であるが、この名前は今日の慣習では、階下の一般の観客とは別に正装をして催しに臨む人たちの観客席と一体化して使われることが多い。
ギャラリー
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シェイスクピア『ロミオとジュリエット』の舞台となったヴェローナの「ジュリエッタの家」のバルコニー
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マルタ島では伝統的なバルコニーが数多く見られる
脚注
- ^ a b 熊谷亮平; 松村秀一「カタルーニャの歴史的都市邸宅ファサードにおける開口部とバルコニーの変遷 近代以前の都市住宅におけるバルコニーに関する研究 その1」『日本建築学会計画系論文集』第618巻、日本建築学会、149-155頁。doi:10.3130/aija.72.149_2 。2020年8月8日閲覧。
- ^ 不動産用語辞典 ビッグ