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サイト開設の理由は、「医師、他の臨床医療従事者、医学生」への「教育、情報提供と全体の利益」のためとされている<ref>http://www.diseasesdatabase.com/money.asp</ref>。
サイト開設の理由は、「医師、他の臨床医療従事者、医学生」への「教育、情報提供と全体の利益」のためとされている<ref>http://www.diseasesdatabase.com/money.asp</ref>。

本データベースの[[URL]]にて[[Google]]の書籍検索を行うと67件の検索結果が出ることから、教育に役立っているものと判断できる<ref>[https://www.google.co.jp/search?tbm=bks&hl=ja&q=http%3A%2F%2Fwww.diseasesdatabase.com%2F&gws_rd=ssl#hl=ja&q=http://www.diseasesdatabase.com/&start=0&tbm=bks Google書籍検索(2014年8月13日参照)]</ref>。また、ウィキペディアの[[Template:Infobox Disease]]では、Diseases Databaseへのリンクをサポート出来るようになっている。
==構成==
病気、薬、症状、身体的徴候、正常ではない検査結果を含む人間の医療に関する議題を扱う「アイテム」と呼ばれる約8,500もの概念で構成されている<ref>http://www.diseasesdatabase.com/content_stats.asp</ref>。

アイテムを相互もしくはデータベース内でモデル化されるメタデータの外部情報資源3点セットにリンクするために、

*最初に、Diseases Databaseのアイテムは様々な関係(例えば[[2型糖尿病]]{{enlink|Diabetes mellitus type 2|en}}の場合は[[虚血性心疾患]]の「危険因子」と書かれる)に割り当てられる。より形式的なデータベースとして[[Entity–attribute–value model]]を実体と値スロットの両方を取り込んでいるアイテムと一緒に採用している。このような関係は何れの方向に読むことが出来ており、例として「心筋梗塞は胸部痛を起こす」という主張は「胸部痛は心筋梗塞によって起こされる」という結果に基づいている。この王な関係はデータベース内で集められ、リストが得られる。例としてアイテムのリストで胸部痛や心筋梗塞の原因が分かるようになっている。

*次に、Diseases Databaseにあるほとんどのアイテムは[[Online Mendelian Inheritance in Man]]、[[eMedicine]]、ウィキペディアといったネット上のリソースへ特定の話題に割り当てられハイパーリンクされる。

*次に、Diseases Databaseにあるほとんどのアイテムは[[Unified Medical Language System]] (UMLS)にある概念にマッピングされる。UMLSのリンクはデータベースにある主要なアイテムに関する定義の短文や[[MeSH]]のスコープノートを表示することができる。

UMLSの地図はまた[[疾病及び関連保健問題の国際統計分類|ICD-9]]や[[Systematized Nomenclature of Medicine|SNOMED]]といった他の医学分類および用語へのリンクも可能である。

Diseases Databaseのコンテンツはこのように複数の医学コード化システムによってコード化された識別子を経由して潜在的かつ直接的にアクセスできる。例えば心筋梗塞を示すSNOMEDの概念コードは22298006でDiseases Databaseのアイテムでも http://www.diseasesdatabase.com/code_translate.asp?strCODE=22298006&strSAB=SNOMEDCT_US と同等のがあるが、UMLSにある関係を通して他の密接に関連する概念の番号でも同等のを見つけることができる。


==外部リンク==
==外部リンク==
{{Wikidata property |1=P557 |2=DiseasesDB }}
* [http://www.diseasesdatabase.com/ Diseases Database(公式サイト)]
* [http://www.diseasesdatabase.com/ Diseases Database(公式サイト)]
* {{cite web|url=http://www.nlm.nih.gov/research/umls/sourcereleasedocs/current/DDB/|title=Diseases Database Source Information|work=Unified Medical Language System|publisher=U.S. National Library of Medicine|accessdate=2014-02-16}}


==参考文献==
==参考文献==
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<references />


==関連項目==
==関連項目==
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* [[PubMed]]
* [[PubMed]]


{{DEFAULTSORT:ていすいすいすていたへいす}}
[[Category:医学]]
[[Category:医学]]
[[Category:バイオインフォマティクス]]

2014年8月13日 (水) 19:59時点における版

Diseases Databaseとは、病状症状・および医薬品の関係についての情報を無料で提供する英語データベースである。このデータベースは、イギリスロンドンのMedical Object Oriented Software Enterprises Ltdという小さな会社が運営している。

サイト開設の理由は、「医師、他の臨床医療従事者、医学生」への「教育、情報提供と全体の利益」のためとされている[1]

構成

病気、薬、症状、身体的徴候、正常ではない検査結果を含む人間の医療に関する議題を扱う「アイテム」と呼ばれる約8,500もの概念で構成されている[2]

アイテムを相互もしくはデータベース内でモデル化されるメタデータの外部情報資源3点セットにリンクするために、

  • 最初に、Diseases Databaseのアイテムは様々な関係(例えば2型糖尿病 (enの場合は虚血性心疾患の「危険因子」と書かれる)に割り当てられる。より形式的なデータベースとしてEntity–attribute–value modelを実体と値スロットの両方を取り込んでいるアイテムと一緒に採用している。このような関係は何れの方向に読むことが出来ており、例として「心筋梗塞は胸部痛を起こす」という主張は「胸部痛は心筋梗塞によって起こされる」という結果に基づいている。この王な関係はデータベース内で集められ、リストが得られる。例としてアイテムのリストで胸部痛や心筋梗塞の原因が分かるようになっている。
  • 次に、Diseases DatabaseにあるほとんどのアイテムはOnline Mendelian Inheritance in ManeMedicine、ウィキペディアといったネット上のリソースへ特定の話題に割り当てられハイパーリンクされる。
  • 次に、Diseases DatabaseにあるほとんどのアイテムはUnified Medical Language System (UMLS)にある概念にマッピングされる。UMLSのリンクはデータベースにある主要なアイテムに関する定義の短文やMeSHのスコープノートを表示することができる。

UMLSの地図はまたICD-9SNOMEDといった他の医学分類および用語へのリンクも可能である。

Diseases Databaseのコンテンツはこのように複数の医学コード化システムによってコード化された識別子を経由して潜在的かつ直接的にアクセスできる。例えば心筋梗塞を示すSNOMEDの概念コードは22298006でDiseases Databaseのアイテムでも http://www.diseasesdatabase.com/code_translate.asp?strCODE=22298006&strSAB=SNOMEDCT_US と同等のがあるが、UMLSにある関係を通して他の密接に関連する概念の番号でも同等のを見つけることができる。

外部リンク

参考文献

関連項目