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2013年2月16日 (土) 08:00時点における版
タワナアンナは、古代オリエントに存在したヒッタイト王国(帝国)の后妃の称号。
ヒッタイト王国を建国し、紀元前1680年から1650年頃に統治したラバルナ1世の妃タワナアンナの名がそのまま第一后妃の称号となったものである。
タワナアンナは妃の称号ではあるが、既に独立した身分で、夫である王が亡くなり皇太后になってから後も、そのタワナアンナが生きているうちにはタワナアンナの交代はなく、死ぬまでの身分として保障される。よって、王が交代をしても生きている限り、次の王の妃はタワナアンナの称号・身分を手にすることはできないものとされていたらしく、例外はほとんどなかった。
ヒッタイトの歴代后妃
古王国
- タワナアンナ(Tawan-nanna) - ラバルナ1世の妃
- カッドゥシ - ハットゥシリ1世の妃
- カリ(Kali) - ムルシリ1世の妃
- ハラプシリ1世[1](Ḫarap-šili) - ハンティリ1世の妃
- ハンティリ1世の娘(hu:(...)-szaltasz) - ツィダンタ1世の妃
- hu:(...)-tavanna - アンムナの妃
- イシュタプアリヤ(Ištap-Ariya) - テリピヌの妃。フッツィヤ1世が兄。フッツィヤ1世の姪はハラプシリ(Harap-šeki)。
中王国
新王国
- ニカルマティ(Nikal-mati) - トゥドハリヤ2世の妃
- アシュムニカル(Ašmu-nikal) - アルヌワンダ1世の妃
- ダドゥヘパ(Dadu-Ḫepa) - シュッピルリウマ1世の妃
- ヒンティ(Hinti) - シュッピルリウマ1世の妃
- マルニガル(Mal-Nigal) - シュッピルリウマ1世の妃
- ガシュラウィヤ(Gašula-Wiyaaš) - ムルシリ2世の妃
- ダヌヘパ(Danu-Ḫepa) - ムルシリ2世の妃。後に、ムワタリの妃
- プドゥヘパ(Pudu-Ḫepa) - ハットゥシリ3世の妃
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