「Make (UNIX)」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
Infobox Software |
|||
1行目: | 1行目: | ||
{{Otheruses|ソフトウェアツール|アーティスト|MAKE}} |
{{Otheruses|ソフトウェアツール|アーティスト|MAKE}} |
||
{{小文字|title=make}} |
{{小文字|title=make}} |
||
{{Infobox Software |
|||
| 名称 = make |
|||
| ロゴ = |
|||
| スクリーンショット = |
|||
| 説明文 = |
|||
| 開発者 = {{仮リンク|スチュアート·フェルドマン|en|Stuart Feldman}} |
|||
| 開発元 = [[ベル研究所]] |
|||
| 初版 = 1977年 |
|||
| 最新版 = |
|||
| 最新版発表日 = |
|||
| 最新評価版 = |
|||
| 最新評価版発表日 = |
|||
| プログラミング言語 = |
|||
| 対応OS = [[UNIX系]] |
|||
| エンジン = |
|||
| 対応プラットフォーム = |
|||
| サイズ = |
|||
| 対応言語 = |
|||
| サポート状況 = |
|||
| 種別 = [[ビルド (ソフトウェア)|ビルド・ツール]] |
|||
| ライセンス = |
|||
| 公式サイト = |
|||
}} |
|||
'''make'''(メイク) は、[[プログラム (コンピュータ)|プログラム]]の[[ビルド (ソフトウェア)|ビルド]]作業を自動化するツール。[[コンパイラ|コンパイル]]、[[リンケージエディタ|リンク]]、[[インストール]]等のルールを記述したテキストファイル (Makefile) に従って、これらの作業を自動的に行う。 |
'''make'''(メイク) は、[[プログラム (コンピュータ)|プログラム]]の[[ビルド (ソフトウェア)|ビルド]]作業を自動化するツール。[[コンパイラ|コンパイル]]、[[リンケージエディタ|リンク]]、[[インストール]]等のルールを記述したテキストファイル (Makefile) に従って、これらの作業を自動的に行う。 |
||
10行目: | 32行目: | ||
なお、make はプログラムのビルド以外の用途にも使用可能である。例えば、[[LaTeX]] のソースファイルから [[DVI (ファイルフォーマット)|DVI]] 形式のファイルを生成する作業などにも使用することができる。やり方しだいでは[[バッチ処理]]の簡略化にも使うこともできる。 |
なお、make はプログラムのビルド以外の用途にも使用可能である。例えば、[[LaTeX]] のソースファイルから [[DVI (ファイルフォーマット)|DVI]] 形式のファイルを生成する作業などにも使用することができる。やり方しだいでは[[バッチ処理]]の簡略化にも使うこともできる。 |
||
最初のmakeは1977年に[[ベル研究所]]のStuart Feldmanによって作られた。 |
最初のmakeは1977年に[[ベル研究所]]の{{仮リンク|スチュアート·フェルドマン|en|Stuart Feldman}}によって作られた。 |
||
他言語における同様のツールとして[[Ruby]] には [[rake]] 、[[Python]]ではsetupというスクリプトがある。 |
他言語における同様のツールとして[[Ruby]] には [[rake]] 、[[Python]]ではsetupというスクリプトがある。 |
2012年12月15日 (土) 16:29時点における版
作者 | スチュアート·フェルドマン |
---|---|
開発元 | ベル研究所 |
初版 | 1977年 |
対応OS | UNIX系 |
種別 | ビルド・ツール |
make(メイク) は、プログラムのビルド作業を自動化するツール。コンパイル、リンク、インストール等のルールを記述したテキストファイル (Makefile) に従って、これらの作業を自動的に行う。
複雑に関連し合ったファイルの依存関係を解決するのが make の長所である。例えば、A というファイルを処理して B というファイルを生成するとき、make はそれぞれのファイルの更新時刻(タイムスタンプ)を参照し、A が B よりも新しいときには作業を行うが、B が A より新しければ作業は不要と見なして何もしない。ファイル数が増え、依存関係が複雑になっても、make は Makefile の記述を頼りに必要最低限の作業だけを自動で行う。Autotools を使う事で Makefile の自動生成が可能となる。
UNIX系ソフトウェアは、ソースコードの形で配布されることが多いが、そのビルド作業にはほぼ必須のツールといえる(ごくまれに make を使わないソフトウェアも存在する)。
なお、make はプログラムのビルド以外の用途にも使用可能である。例えば、LaTeX のソースファイルから DVI 形式のファイルを生成する作業などにも使用することができる。やり方しだいではバッチ処理の簡略化にも使うこともできる。
最初のmakeは1977年にベル研究所のスチュアート·フェルドマンによって作られた。
他言語における同様のツールとしてRuby には rake 、Pythonではsetupというスクリプトがある。
ソフトウェア開発工程
ソフトウェア開発工程における製造 (実装、コーディング) を指して、Make (またはM) と呼ぶこともある。
make の実装
- GNU make - GNU プロジェクトによる実装。
- Schily make - ポータブルで拡張可能な make。
- BSD make - BSD の実装。
- Microsoft Program Maintenance Utility (NMAKE) - マイクロソフト の実装。
関連項目
- Apache Maven
- Apache Ant
- SCons
- CMake - クロスプラットフォームでオープンソースなビルドシステム
- NAnt - .NET Frameworkで使用できるオープンソースのビルドシステム
- MSBuild - .NET Frameworkで構築されたマイクロソフト標準のビルドシステム
- OMake
外部リンク