「ヘマソラール」の版間の差分

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本発電所には、18ヶ年の返済計画で2億ユーロ(約220億円)が投じられている。なお事業者であるトレーソル・エナジーは、スペインの大手エンジニアリング企業であるセネル({{Lang-es|SENER}})が60%の出資をしたほか、外資系では[[アラブ首長国連邦]]・[[アブダビ]]の[[マスダール (企業)|マスダール]]より40%の出資を受けて設立された合弁会社である。<ref name="AFPBB_News2012-03-19" />。
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2012年12月1日 (土) 16:46時点における版

ヘマソラール
ヘマソラール
ヘマソラールの位置(セビリア県内)
ヘマソラール
セビリア県におけるヘマソラールの位置
正式名称 Obra Gemasolar
スペインの旗 スペイン
所在地 アンダルシア州 セビリア県 フエンテス・デ・アンダルシーアスペイン語版
座標 北緯37度33分44.95秒 西経5度19分49.39秒 / 北緯37.5624861度 西経5.3303861度 / 37.5624861; -5.3303861 (ヘマソラール)座標: 北緯37度33分44.95秒 西経5度19分49.39秒 / 北緯37.5624861度 西経5.3303861度 / 37.5624861; -5.3303861 (ヘマソラール)[1]
現況 運転中
着工 2008年11月 (2008-11)
運転開始 2011年10月4日 (2011-10-04)
建設費 2億ユーロ(約220億)[2]
事業主体 トレーソル・エナジー英語版
太陽発電所
種類 CSP
CSP技術 タワー式
ヘリオスタット 2650
熱容量 15時間
CPVT 採用
陸地面積 1.85 km2 (1 sq mi)
発電量
定格出力 19.9 MW
最大出力 19.9 MWe
設備利用率 75%
正味年間発電量 110 GWh/年
ウェブサイト
http://www.torresolenergy.com/TORRESOL/gemasolar.html
2012年1月12日現在
CO2年間削減3万トン[2]
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ヘマソラール(スペイン語: Gemasolar) は、スペインにある、商用の、タワー式太陽熱発電所である[3]。 「ヘマソラール」はスペイン語: Gema solar「太陽の宝石」という意味である。

2011年10月4日開設。

立地

イベリア半島のアンダルシーア州セビリアの郊外にあり、ヨーロッパの中でも温暖なサンベルト地帯に位置する[4]

コルドバからセビリアへE05号線スール自動車道スペイン語版で90kmほど進むと、車窓右手に本発電所を望むことができる[3]

性能

185ヘクタールの発電所用地に設置した2569個のヘリオスタット(反射面積30万平方メートル)を用いて、高さ140mの中央塔に集光させて発電をおこなうタワー式太陽熱発電を採用し、タワー上部にある受光部における溶融塩の温度は565以上に達し、タンクを用いた蓄熱によって日光のない状態が約15時間までであるならば汽力発電が可能である[4]

太陽光線が最も効率的にタワーに集中するよう、20毎に反射板の向きを変えている。太陽光より集めたエネルギーを熱源にタービンを回転させて発電を行う。出力1万9900キロワット。年間1億1千万キロワット時の発電量で、2万7500世帯の電力をまかなう[3]

建設費用

本発電所には、18ヶ年の返済計画で2億ユーロ(約220億円)が投じられている。なお事業者であるトレーソル・エナジーは、スペインの大手エンジニアリング企業であるセネル(スペイン語: SENER)が60%の出資をしたほか、外資系ではアラブ首長国連邦アブダビマスダールより40%の出資を受けて設立された合弁会社である。[2]

関連項目

脚注