「アリアンロッド2E・リプレイ・キャプテンRED」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
40行目: 40行目:
:ヴァーナ(アウリク)のアコライト/シャーマン。18歳。RED海賊団の衛生兵兼経理掛。
:ヴァーナ(アウリク)のアコライト/シャーマン。18歳。RED海賊団の衛生兵兼経理掛。
:現在はヴァンスターの大陸側領土の一部になっている旧シュセンディーナ王国の第1王女。シュセンディーナがヴァンスターの侵攻で滅亡した後キルディア共和国に亡命し、シャーマンとなった。その力をもって悪党相手の賭場荒らしや詐欺などで金品を巻き上げては実家である旧王家に仕送りしていたが、敵の追手の前に窮地に立たされたところをREDに救われ、以後行動を共にする。
:現在はヴァンスターの大陸側領土の一部になっている旧シュセンディーナ王国の第1王女。シュセンディーナがヴァンスターの侵攻で滅亡した後キルディア共和国に亡命し、シャーマンとなった。その力をもって悪党相手の賭場荒らしや詐欺などで金品を巻き上げては実家である旧王家に仕送りしていたが、敵の追手の前に窮地に立たされたところをREDに救われ、以後行動を共にする。
:なお、ゼニーナの名前は、かつてGMや中村がプライベートでプレイしたアリアンロッドのセッションに登場したNPCの名前から取られている<ref>[[エリンディル金融道 - 天日録>http://d.hatena.ne.jp/tentana/20101215]] なお、このNPCの命名者は本リプレイのGMである田中天である。</ref>。
:
;ドク
:NPCであるが、便宜上本項で記述する。
:フィルポルの老人。RED海賊団の船医。GMの提案によりギルドサポート《薬剤師》をNPC化した。
:セリィ島沖でRED海賊団の船が撃沈された後、命からがらドゥルガーラに帰還。大酒飲みで、ドゥルガーラに戻った後REDの死を吹聴してはただの地図を「秘宝の地図」と称して高値で売りつけようとするなどセコいところがあるが、医者としての腕は確か。
:
:
;精霊船ピジョンブラッド
;精霊船ピジョンブラッド
51行目: 47行目:
:厳密にはガレオン船の一室に据えられている真紅の宝玉がピジョンブラッド本体である。その正体はルビィと契約を交わした精霊で、「禁断の島」を目指すルビィの水先案内人として活躍したが、ルビィが七海邪との戦いでそれまでの船を失った際に持ち出され、新造船に移し替えられてセリィ島の洞窟に隠されていた。
:厳密にはガレオン船の一室に据えられている真紅の宝玉がピジョンブラッド本体である。その正体はルビィと契約を交わした精霊で、「禁断の島」を目指すルビィの水先案内人として活躍したが、ルビィが七海邪との戦いでそれまでの船を失った際に持ち出され、新造船に移し替えられてセリィ島の洞窟に隠されていた。
:ルビィの娘であるラクレと精神的にリンクすることで、自律航行や攻撃を行う。従ってラクレに何らかのアクシデントが生じた場合、その能力は通常のガレオン船と同程度に落ちる。
:ルビィの娘であるラクレと精神的にリンクすることで、自律航行や攻撃を行う。従ってラクレに何らかのアクシデントが生じた場合、その能力は通常のガレオン船と同程度に落ちる。
:
;ドク
:NPCであるが、便宜上本項で記述する。
:フィルポルの老人。RED海賊団の船医。GMの提案によりギルドサポート《薬剤師》をNPC化した。
:セリィ島沖でRED海賊団の船が撃沈された後、命からがらドゥルガーラに帰還。大酒飲みで、ドゥルガーラに戻った後REDの死を吹聴してはただの地図を「秘宝の地図」と称して高値で売りつけようとするなどセコいところがあるが、医者としての腕は確か。
:


===ノンプレイヤーキャラクター(NPC)===
===ノンプレイヤーキャラクター(NPC)===

2012年10月1日 (月) 20:03時点における版

アリアンロッド2E・リプレイ・キャプテンREDFEARによる『アリアンロッドRPG 2E』のリプレイシリーズ。

ゲームマスター(GM)・リプレイ執筆は田中天。イラストレーターは輝竜司

概要

アリアンロッド・リプレイ・セカンドウィンド』『アリアンロッド・サガ・リプレイ・ゲッタウェイ』に続く、純然たる『アリアンロッドRPG 2E』環境下でのリプレイシリーズ第3弾であり、これまで『アリアンロッド』では取り上げられていなかった海洋冒険物となっている。また、初めてシリーズタイトルにゲームシステム名である『2E』が冠されたリプレイでもある。

GMの田中天は『2E』ルールブックのディベロップメントに関わっているが、公式リプレイ参加はルール第一版時代も含め初めてであり、プレイヤーも『アリアンロッド・サガ・リプレイ・アクロス』のダイン役だった遠藤卓司以外は『アリアンロッド』公式リプレイ初登場である。

「読み物」としての位置付けにウェイトが置かれており、導入部やシナリオハンドアウトの提示は特殊なものとなっている[1]

出発点はエリンディル西方であるものの、第1話は、公開時点では『2E』に対応していないエリンディル東方の一部を舞台に組み込んでおり、今後も、『超上級ルールブック』で存在が示唆された南方領域を含むエリン全世界を巡る予定である事が明かされている。

あらすじ

エリンディル西方、鱈の海に浮かぶ孤島・セリィ島。伝説の大海賊キャプテン・ルビィの一人娘ラクレは、その出自が災いし、島の住民から遠ざけられて過ごしていた。いつか、母のように海に出たい。しかし、島を出る勇気も、目的も、仲間すら自分にはいない。一生、この島で孤独に生きていく。そう思っていた―彼女が、島に漂着した一人の男を助けるまでは。

その男の名はリチャード・エリック・ダイアモンズ。頭文字を取って「キャプテンRED」と呼ばれる、名うての船乗りだった。

登場人物

ギルド「RED海賊団」

ギルドマスターはRED。神殿より冒険者の認可を得ているが、航海にかかる費用の関係でトルバイン商会のスポンサードを受けており、RED海賊団とトルバイン商会とで利益相反が生じることがある。プレイヤーキャラクター(PC)の総合レベルは8から開始されている。

キャプテンRED(遠藤卓司)
ヒューリンのシーフ/バイキング。28歳。神聖ヴァンスター帝国のフィンジアス島と大陸側領土を貫く海峡に位置する孤島の街ドゥルガーラを拠点とする海賊兼商船団「RED海賊団」のキャプテン(長)。
「RED」とは本名を略したもので、フルネームはリチャード・エリック・ダイアモンズ。もとは孤児だったが、8歳の時にルビィに拾われ、彼女の下で鍛えられた。やがて自立し、自身の海賊団を立てて冒険と戦闘を重ねる一方、商人としても実績を上げている。
伝承として伝えられている「禁断の島」への航路に関する情報をルビィから聞き出すべくセリィ島に向かったが、島の近海で謎の船影に船を撃沈され、皮肉にも目的地であるセリィ島に漂着、そこでラクレと運命の出会いを果たす。
ラクレ(水野暁子)
ヒューリンのメイジ/サモナー。14才。
伝説の女海賊キャプテン・ルビィの一人娘。ルビィが晩年を過ごしたセリィ島で育ったが、その出自故に村人からは疎外され、母が残した豪邸で一人暮らししつつ、海岸で拾った貝殻をアクセサリーに加工して売っていた(曰く「母の遺産は残しておきたいので」)。
ルビィから莫大な財産を受け継いでおり、その一つがピジョンブラッドであった。
メイジ/サモナーのクラスを持つが、リプレイ上では無能力者であり、彼女のスキルはピジョンブラッドの能力として演出されている。これはプレイヤーの水野の提案によるもの。
”大鴉”ネヴィン(しのとうこ)
ドゥアン(オルニス)のウォーリア/アルケミスト。25歳。RED海賊団の一員で狙撃手。
かつて半海賊半傭兵の一団を率いていたが、ある時REDと衝突して決闘となり敗北。部下は全て逃亡し、自身は「敗者が勝者の配下になる」との約定に従ってRED海賊団に加わった。寡黙で冷徹な性格と、狙撃手としての高い実力から「大鴉」の他「漆黒の死神」「隻眼の戦女神」など様々な二つ名を持つ。ヴァンスターの独立部隊「天空兵団」に属していたという噂もあるが定かではない。
ゼニーナ・シュセンドルフ(中村やにお)
ヴァーナ(アウリク)のアコライト/シャーマン。18歳。RED海賊団の衛生兵兼経理掛。
現在はヴァンスターの大陸側領土の一部になっている旧シュセンディーナ王国の第1王女。シュセンディーナがヴァンスターの侵攻で滅亡した後キルディア共和国に亡命し、シャーマンとなった。その力をもって悪党相手の賭場荒らしや詐欺などで金品を巻き上げては実家である旧王家に仕送りしていたが、敵の追手の前に窮地に立たされたところをREDに救われ、以後行動を共にする。
なお、ゼニーナの名前は、かつてGMや中村がプライベートでプレイしたアリアンロッドのセッションに登場したNPCの名前から取られている[2]
精霊船ピジョンブラッド
NPCであるが、便宜上本項で記述する。
キャプテン・ルビィが残した遺産の一つである帆船(ガレオン船)と魔術船のハイブリッド船。リプレイではラクレのスキルの演出として扱われる。
厳密にはガレオン船の一室に据えられている真紅の宝玉がピジョンブラッド本体である。その正体はルビィと契約を交わした精霊で、「禁断の島」を目指すルビィの水先案内人として活躍したが、ルビィが七海邪との戦いでそれまでの船を失った際に持ち出され、新造船に移し替えられてセリィ島の洞窟に隠されていた。
ルビィの娘であるラクレと精神的にリンクすることで、自律航行や攻撃を行う。従ってラクレに何らかのアクシデントが生じた場合、その能力は通常のガレオン船と同程度に落ちる。
ドク
NPCであるが、便宜上本項で記述する。
フィルポルの老人。RED海賊団の船医。GMの提案によりギルドサポート《薬剤師》をNPC化した。
セリィ島沖でRED海賊団の船が撃沈された後、命からがらドゥルガーラに帰還。大酒飲みで、ドゥルガーラに戻った後REDの死を吹聴してはただの地図を「秘宝の地図」と称して高値で売りつけようとするなどセコいところがあるが、医者としての腕は確か。

ノンプレイヤーキャラクター(NPC)

紹介文中で「○巻○話に登場」の記述がない者はレギュラー(もしくはセミレギュラー)NPCである。

セリィ島の人々

エリザ
トマス

ドゥルガーラの人々

ライラ・トルバイン

神聖ヴァンスター帝国

ウォルター・クロムウェル

メーナームヤイ王国

サララーナポーン・ナ・メーナームヤイ
メーナームヤイ女王(ラーシニー)

海賊たち

キャプテン・ルビィ
ヒューリン。ラクレの母。故人。
かつてエリンディル西方はもちろん、東方メーナームヤイにもその名を轟かした海賊。しかしある七海邪との戦いで船を失い、自らも「病の呪い」を受けた。その後はセリィ島に隠棲しつつ、ピジョンブラッドを新たに設えたガレオン船に移し替え再起を期していたが、病は快癒に至らず、ラクレが14歳の誕生日を迎えた年[3]の始めに他界した。
REDの師匠とも言える存在であり、15年前には時のラーシニーに協力して、メーナームヤイをクロムクルー号の襲撃から救っている。
BLUE(ブルー)
キャラウェイ
アッティラ
ミセス・クーデグラ
ジャック・マローダー

用語

セリィ島
エリンディル西方の「鱈の海」に浮かぶ孤島。パリス同盟の領海内に位置するが、作中では同盟中央や構成国の権力が及んでいる事を示す描写はない。
禁断の島
「偉大な王」と呼ばれる人物が、「百年と一日の契約」を終えて「眠りについた」際、その遺産を隠したとされる島。エリンディル西方の船乗りの間ではお伽話として有名だが、ルビィはピジョンブラッドと精霊の海図の断片を得たことでその実在を確信していたようだ。
精霊の海図
禁断の島の位置を示す水晶板の地図。複数の六角形型の断片に分割されて世界中に散らばっており、その一つがルビィからメーナームヤイ王室に預けられていた。ピジョンブラッドによると「断片が全て揃うと禁断の島への道が開かれるはず」という。
七海邪
魔術船

脚注

  1. ^ 1話の前に「プロローグ」として1セッションが行われていること、プロローグではオープニングフェイズはREDとラクレの登場シーンのみで、ネヴィンとゼニーナはミドルフェイズ冒頭での登場となっていること、1話以降のハンドアウトはPCごとではなくギルド全体への提示となっていること、等。
  2. ^ [[エリンディル金融道 - 天日録>http://d.hatena.ne.jp/tentana/20101215]] なお、このNPCの命名者は本リプレイのGMである田中天である。
  3. ^ エリンディル西方聖暦1009年という設定がある。第1巻p28。

作品一覧

先代
セカンドウィンド
アリアンロッドRPGリプレイ
2012 -
次代
-