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== 126フィルム使用カメラ ==
== 126フィルム使用カメラ ==
*'''コンタフレックス126'''([[1967年]]発売) - 外観は24×36mm(ライカ)判一眼レフカメラのコンタフレックスシリーズに近いが[[シャッター (カメラ)#フォーカルプレーンシャッター|フォーカルプレーンシャッター]]である。専用バヨネットマウントを備え、交換レンズは'''ディスタゴン'''25mmF4、'''ディスタゴン'''32mmF2.8、'''テッサー'''45mmF2.8、'''パンター'''45mmF2.8、'''ゾナー'''85mmF2.8、'''テレテッサー'''135mmF4、'''テレテッサー'''200mmF4がある。1971年まで製造された。
*'''コンタフレックス126'''([[1967年]]発売) - 外観は24×36mm(ライカ)判一眼レフカメラのコンタフレックスシリーズに近いが[[シャッター (カメラ)#フォーカルプレーンシャッター|フォーカルプレーンシャッター]]である。専用バヨネットマウントを備え、交換レンズは'''ディスタゴン'''25mmF4、'''ディスタゴン'''32mmF2.8、'''テッサー'''45mmF2.8、'''パンター'''45mmF2.8、'''ゾナー'''85mmF2.8、'''テレテッサー'''135mmF4、'''テレテッサー'''200mmF4がある。[[1971年]]まで製造された。


== 135フィルム使用カメラ ==
== 135フィルム使用カメラ ==
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=== 一眼レフカメラ ===
=== 一眼レフカメラ ===
24×36mm(ライカ)判。[[シャッター (カメラ)#レンズシャッター|レンズシャッター]]式。一般に[[デッケル|コンパー]]シャッターとテッサーレンズを搭載するがアルファ、ベータ、プリマのみ[[プロンター]]シャッターとパンターレンズを搭載する。いずれの機種も[[クイックリターンミラー]]ではない。一般に普及機と評価されているが、現行当時日本国内ではニコンFがオートニッコール50mmF2つきで67000円であった時に'''コンタフレックススーパー'''は96500円と高価であった。
24×36mm(ライカ)判。[[シャッター (カメラ)#レンズシャッター|レンズシャッター]]式。一般に[[デッケル|コンパー]]シャッターとテッサーレンズを搭載するがアルファ、ベータ、プリマのみ[[プロンター]]シャッターとパンターレンズを搭載する。いずれの機種も[[クイックリターンミラー]]ではない。一般に普及機と評価されているが、現行当時日本国内では[[ニコンの銀塩一眼レフカメラ製品一覧#ニコンF|ニコンF]]がオートニッコール50mmF2つきで67000円であった時に'''コンタフレックススーパー'''は96500円と高価であった。


テッサー45mmF2.8装着モデルにはフロントコンバージョンレンズがある。テッサー50mmF2.8装着モデルには前玉交換式で'''プロテッサー'''35mmF3.2、'''プロテッサー'''35mmF4、'''プロテッサー'''85mmF3.2、'''プロテッサー'''85mmF4、'''プロテッサー'''115mmF4がある。ベータ、プリマには前玉交換式で'''パンター'''30mmF4、'''パンター'''75mmF4がある。
テッサー45mmF2.8装着モデルにはフロントコンバージョンレンズがある。テッサー50mmF2.8装着モデルには前玉交換式で'''プロテッサー'''35mmF3.2、'''プロテッサー'''35mmF4、'''プロテッサー'''85mmF3.2、'''プロテッサー'''85mmF4、'''プロテッサー'''115mmF4がある。ベータ、プリマには前玉交換式で'''パンター'''30mmF4、'''パンター'''75mmF4がある。

2011年5月13日 (金) 10:22時点における版

スーパー(1959年)

コンタフレックスContaflex )はドイツカメラメーカーツァイス・イコンブランドおよびそのカメラである。

戦前のフォーカルプレーン式高級ライカ判二眼レフカメラ、戦後のレンズシャッター式普及版ライカ判一眼レフカメラ、フォーカルプレーン式インスタマチック一眼レフカメラがある。この3つは同名ではあるが別物であり、システム互換性は全くない。

126フィルム使用カメラ

  • コンタフレックス1261967年発売) - 外観は24×36mm(ライカ)判一眼レフカメラのコンタフレックスシリーズに近いがフォーカルプレーンシャッターである。専用バヨネットマウントを備え、交換レンズはディスタゴン25mmF4、ディスタゴン32mmF2.8、テッサー45mmF2.8、パンター45mmF2.8、ゾナー85mmF2.8、テレテッサー135mmF4、テレテッサー200mmF4がある。1971年まで製造された。

135フィルム使用カメラ

二眼レフカメラ

コンタフレックス1935年発売) - 24×36mm(ライカ)判。フォーカルプレーンシャッター。世界で初めて電気露出計を内蔵したカメラで、非常に高価だったことで知られた。形状から日本では「だるま」の俗称がある。専用バヨネットマウントを備え、交換レンズはビオゴン3.5cmF2.8、ゾナー5cmF1.5、ゾナー5cmF2、テッサー50mmF2.8、ゾナー8.5cmF2、トリオター8.5cmF4、ゾナー13.5cmF4がある。ファインダーレンズは8cmF2.8で、ファインダー視野全体で5cmの撮影範囲を示し、8.5cmと13.5cmの枠がある。3.5cmを使用する際は外付けファインダーを使用する。

一眼レフカメラ

24×36mm(ライカ)判。レンズシャッター式。一般にコンパーシャッターとテッサーレンズを搭載するがアルファ、ベータ、プリマのみプロンターシャッターとパンターレンズを搭載する。いずれの機種もクイックリターンミラーではない。一般に普及機と評価されているが、現行当時日本国内ではニコンFがオートニッコール50mmF2つきで67000円であった時にコンタフレックススーパーは96500円と高価であった。

テッサー45mmF2.8装着モデルにはフロントコンバージョンレンズがある。テッサー50mmF2.8装着モデルには前玉交換式でプロテッサー35mmF3.2、プロテッサー35mmF4、プロテッサー85mmF3.2、プロテッサー85mmF4、プロテッサー115mmF4がある。ベータ、プリマには前玉交換式でパンター30mmF4、パンター75mmF4がある。

  • コンタフレックスI1953年発売) - コンパー+テッサー45mmF2.8。前玉回転式、交換不可。
  • コンタフレックスII1954年発売) - コンパー+テッサー45mmF2.8。非連動露出計が付いた。
  • コンタフレックスIII1956年発売) - コンパー+テッサー50mmF2.8。前群交換可能。
  • コンタフレックスIV1956年発売) - コンパー+テッサー50mmF2.8。コンタフレックスIIIにライトバリュー式露出計内蔵。
  • コンタフレックスアルファ1957年発売) - コンタフレックスIIIのボディーでプロンター+パンター45mmF2.8。前玉回転式。
  • コンタフレックスベータ1957年発売) - プロンター+パンター45mmF2.8。コンタフレックスアルファの露出計付き。
  • コンタフレックスラピッド1958年発売) - コンパー+テッサー50mmF2.8。巻き上げレバーと巻き戻しクランクを装備。これ以降交換マガジンに対応。露出計を装備せず。
  • コンタフレックスプリマ1959年発売) - プロンター+パンター45mmF2.8。向かって左肩部分に外光式連動露出計を内蔵した。
  • コンタフレックススーパー1959年発売) - コンパー+テッサー50mmF2.8。ペンタプリズム額部に連動露出計内蔵。
  • コンタフレックススーパーB1962年発売) - コンパー+テッサー50mmF2.8。シャッター優先AEカメラ。ペンタプリズム額部は全面大型セレン光電池がある。
  • コンタフレックススーパーノイ1964年発売) - コンパー+テッサー50mmF2.8。コンタフレックススーパーBからAE機能を省略した。すなわち機能的にはコンタフレックススーパーと同じでデザインはコンタフレックススーパーBと同じ。「ノイ」はドイツ語で「新しい」の意。
  • コンタフレックススーパーBC1965年発売) - コンパー+テッサー50mmF2.8。シャッター優先AEカメラCdSのTTL露出計内蔵。アイピースシャッター付き。
  • コンタフレックスS1968年発売) - コンパー+テッサー50mmF2.8。この系列の最終機。コンタフレックススーパーBCにラピッドローディング用スプールを付けた。

関連項目