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2010年7月10日 (土) 05:09時点における版
懸章(けんしょう)とは、肩から腰にかけてかける飾り。一定の地位にあることを示すために使用される。大日本帝国陸軍では、右肩から左腰にかけられており、副官、週番将校、衛戍巡察将校などを示すために用いられた。なお、自衛隊では腕章が用いられることはあるが、懸章は用いられない。
大日本帝国陸軍の昭和13年制式(昭和13年勅令第392号)によると、副官の懸章の場合、地は、黄毛糸線3条、白絹線2条の筋織り(各1条は9mmなので、帯の幅は45mm。)。両端に各1個の総を付す。総は、黄毛糸60条で、総の帯は黄毛糸組み。緒締めは黄毛糸組み。週番及び衛戍巡察将校、准士官の場合は、黄の部分が緋となる。全長は1m51cm5mmとされていた。
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日露戦争中の日本軍。
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大東亜戦争中の日本陸海軍。左右の端はそれぞれ陸海軍の副官であるが、左の陸軍の副官は懸章を、右の海軍の副官は飾緒をそれぞれ用いている。
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ロシア軍で用いられている懸章。