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懸章(けんしょう)とは、からにかけてかける飾り。一定の地位にあることを示すために使用される。大日本帝国陸軍では、右肩から左腰にかけられており、副官、週番将校、衛戍巡察将校などを示すために用いられた。なお、自衛隊では腕章が用いられることはあるが、懸章は用いられない。

同様の形状のものとしては、大綬章などがある。

大日本帝国陸軍の昭和13年制式(昭和13年勅令第392号)によると、副官の懸章の場合、地は、黄毛糸線3条、白絹線2条の筋織り(各1条は9mmなので、帯の幅は45mm。)。両端に各1個の総を付す。総は、黄毛糸60条で、総の帯は黄毛糸組み。緒締めは黄毛糸組み。週番及び衛戍巡察将校、准士官の場合は、黄の部分が緋となる。全長は1m51cm5mmとされていた。