「ローダ」の版間の差分

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2010年5月23日 (日) 12:00時点における版

ローダ(loader)とは他のプログラム読込して起動できる状態にし、それを実行するプログラム

ローダの諸相

ブートローダ

特にシステムの起動時に実行され、オペレーティングシステムを読込・実行するローダはブートローダと呼ばれ、通常コンピュータが再起動、シャットダウン、電源を切るなどするまでカーネル(OSの中核コンポーネント)に残る。OSの中にはカーネルをページング主記憶装置補助記憶装置間のデータ転送)できるものもあり、その場合ブートローダのメモリ領域が移ることがある。

ダイナミックリンカ

共有ライブラリdllなど)を読み込み、起動しているプログラムに関連付けるローダがダイナミックリンカである。

ローダの再配置

ローダの再配置が必要なコンピュータもある。それらは読み込みの開始点を指定するためにローダのアドレスポインタ)を調整する。この方式のコンピュータのポインタはプログラムのベースアドレスからのオフセット(距離)ではなく絶対アドレスである。IBMSystem/360やその後継機がそのような方式を採った。

ローダのその他の使用

ローダはプロトタイピング、テスト、使い捨てアプリケーションで有用である。そのようなプログラムの一つがジーン・アムダールのオリジナルOS/360の中核部であった。その機能はMVTMVSz/OSといった後継機に引き継がれた。

ローダのないコンピュータ

プログラム読み込みをサポートする全てのOSはローダを有するが、自動車オーディオなどに使われる特化したコンピュータは一つのプログラムで事足りてしまうためローダを持たない。

その他

Unixでのローダはシステムコールハンドラ execve()である。