データ (スタートレック)

データ (Deta) は、スタートレックシリーズに登場する人物の一人。新スタートレックのアンドロイド。ブレント・スパイナーが演じた。

物語内の人物ヌニエン・スン博士により作られた。姿はヌニエン・スン博士自身の若いころに似せられた。先に作られ（物語上）実際に起動された同タイプのアンドロイドとしてローアが存在する。

ローアと機能上ほとんど差異は無いが、唯一の違いは感情を持たせるためのチップが存在しないこと。この感情チップが存在しないことによるデータの苦悩が物語におけるデータの存在感を濃厚にしている。

新スタートレックはデータの人間を学ぶ物語であり、データを通して人間性とは何か？を問い掛ける物語であると言っても過言ではないだろう。特に第35話「人間の条件」、第64話「アンドロイドのめざめ」、第85話「ヒューマン・アンドロイド・データ」等はデータを主役としたストーリーで、考えさせるストーリ展開となっている。

TVシリーズ中において一度感情チップを得るが、それによる失敗から感情チップを自らはずし封印している。また、感情チップが無いにもかかわらず、まるで感情を持っているかのような反応を示す場面もしばしば見られる。

映画シリーズでは敢えて感情チップをつけて、（本人にとって）未知である感情に戸惑い、振り回されながらも感情を伴った人間性を得ようとする姿が垣間見られる。