「人工心臓」の版間の差分
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=== 全置換型人工心臓 === |
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全置換型人工心臓は、空気圧駆動型のジャービック7が[[1980年]] |
全置換型人工心臓は、空気圧駆動型のジャービック7が[[1980年代]]にアメリカで臨床応用されたが脳卒中などの合併症で使われなくなった。最近、電磁駆動のアビオコアの臨床も行われたが現在は中断している。 |
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症例数から計算すると、補助人工心臓だけで救命できる症例数のほうが多く、全置換型人工心臓は開発しても採算が取れないと言う試算もあり、現在地球上には、開発プロジェクト自体があまりないのが現状である。その中において日本は、東京大学・大阪大学・北里大学・東北大学の研究チームは科学研究費を元に、プロダクトデザイン手法論をベースとして、全置換型を目指して開発を進めている。 |
症例数から計算すると、補助人工心臓だけで救命できる症例数のほうが多く、全置換型人工心臓は開発しても採算が取れないと言う試算もあり、現在地球上には、開発プロジェクト自体があまりないのが現状である。その中において日本は、東京大学・大阪大学・北里大学・東北大学の研究チームは科学研究費を元に、プロダクトデザイン手法論をベースとして、全置換型を目指して開発を進めている。 |
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2009年1月1日 (木) 11:43時点における版
人工心臓(じんこうしんぞう)とは心臓の機能の代用する為に用いられる人工臓器である。
国際的に見て、日本の治療機器の認可は世界で一番遅れているとも言われ、特に人工心臓では、認可の遅れにより本来ならば助かるはずの患者の生命が失われていくので、学会等でも日本の許認可の遅れの問題は大きな問題として取り上げられている(人工臓器33,No.1, 2004)
種類
人工心臓には、心臓を切除して埋め込まれる「全置換型人工心臓」と、心臓の機能の一部を補う「補助人工心臓」の2種類が存在する。
全置換型人工心臓
全置換型人工心臓は、空気圧駆動型のジャービック7が1980年代にアメリカで臨床応用されたが脳卒中などの合併症で使われなくなった。最近、電磁駆動のアビオコアの臨床も行われたが現在は中断している。 症例数から計算すると、補助人工心臓だけで救命できる症例数のほうが多く、全置換型人工心臓は開発しても採算が取れないと言う試算もあり、現在地球上には、開発プロジェクト自体があまりないのが現状である。その中において日本は、東京大学・大阪大学・北里大学・東北大学の研究チームは科学研究費を元に、プロダクトデザイン手法論をベースとして、全置換型を目指して開発を進めている。
補助人工心臓
補助人工心臓は、心臓の働きの一部を助けるもので、空気圧駆動型のものでは、日本ゼオンと東洋紡の補助人工心臓が臨床応用されている。心臓移植までの患者の生命を維持するためにはどうしても必要な人工臓器である。 日本では、世界に先駆けて、空気圧駆動型の補助人工心臓の製品化が許可されたこともあったが、保険収載の認可が遅れ、認可の審査が世界的に見ても非常に遅いことが問題になっている。
埋め込み型の補助人工心臓も開発されており、2006年、ロータリーポンプを応用したサンメディカルのエバハートの臨床が開始され良好な成績を収めている。エバハートはモックの耐久性試験や慢性動物実験で良好な成績を収め、特に動物実験では世界記録レベルの耐久性を持ち、欧米であれば、既に臨床で市販されるだけのデータを持っているが、日本では認可が遅れている。
同じくロータリーポンプを応用したテルモのデュラハートは、欧米でのみ、臨床が行われている。
人工心筋
心臓のポンプ機能を補うためには、ポンプそのものを作成する必要はないという考え方もあり、メカニカルに心臓をマッサージする人工心筋や、再生医療による再生心筋シートの開発も試みられている。