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2008年12月8日 (月) 10:39時点における版

カール・スペンサー・ラシュレー(Karl Spencer Lashley, 1890年 - 1958年)はアメリカ合衆国心理学者神経心理学の開拓者の一人。

ジョンズ・ホプキンス大学動物学を学んだ後、行動主義心理学の主唱者J.B.ワトソンに接し、行動主義の神経学的基礎づけを志す。 ミネソタ大学シカゴ大学ハーヴァード大学を経て、ヤーキーズ霊長類研究所の教授となる。大脳の一部を切除したネズミの学習実験に基づいて、大脳に機能分化はほとんどなく(等能性の原理)、その量が重要であるとの説(量作用の原理)を提唱した。しかし現在、この学説は受け入れられていない。

ラシュレー門下にはニューラルネットワーク研究の先駆者として知られるドナルド・ヘッブ、大脳半球機能差の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞したロジャー・スペリー認知心理学の育て親の一人ジェローム・ブルーナーなど、錚々たるメンバーが名を連ねる。ヘッブもスペリーも、自らの研究によって師ラシュレーの学説への反証を示した。