「無水マレイン酸」の版間の差分

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[[ベンゼン]]の[[気相酸化]]で製造される。
[[ベンゼン]]の[[気相酸化]]で製造される。

[[水]]には約2.7%溶けて、徐々に反応して酢酸となる。この反応は[[酸]]の存在により促進される。強[[塩基]]と反応させると酢酸塩となる。


[[アセトン]]や[[クロロホルム]]に溶ける。水に溶かすと[[加水分解]]してマレイン酸となる。
[[アセトン]]や[[クロロホルム]]に溶ける。水に溶かすと[[加水分解]]してマレイン酸となる。

2004年10月24日 (日) 05:42時点における版

無水マレイン酸むすいまれいんさん)とはマレイン酸の2つのカルボキシル基から1分子の分子脱水縮合してできるカルボン酸無水物

化学式

分子式C4H2O3示性式(CHCO)2O。

性質

無色の針状結晶固体分子量98.06、融点52.6℃、沸点202℃、比重1.509。

ベンゼン気相酸化で製造される。

アセトンクロロホルムに溶ける。水に溶かすと加水分解してマレイン酸となる。