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2008年10月19日 (日) 08:19時点における版

西面
南西側
トーテムポール

大阪倶楽部おおさかくらぶ)は大阪府大阪市中央区にある近代ビル建築。1924年の竣工以来、社交倶楽部である社団法人大阪倶楽部の会員制会館として利用され続けている。

1914年に創建された英国城館風の大阪倶楽部旧館は同倶楽部の主唱者であった住友家を代表して総理事鈴木馬左也がその評議員でもあったので、当時の住友本社営繕課建築係が設計を引き受け、野口孫市長谷部鋭吉がこれにあたって大正3年に竣工した。大正11年に失火のために焼失し、大正13年に現在の建物が再建された。現会館は東京日本橋の野村證券ビルや大阪ガスビルディングを手がけた安井武雄設計による新館である。

新館竣工記念冊子で安井が「南欧風ノ様式ニ東洋風ノ手法ヲ加味セルモノ」と説明しているとおり、旧ローマ市街の建築によくみられる石のアーチが目を引く南欧スタイルを取り入れた重厚な外観に仕上げられており、唐草の縁取りやトーテムポールなど細部の彫刻には東洋・中近東のモチーフを見て取れる。

綿業会館、大阪ガスビルディングとともに、大阪の近代三大名建築に数えられている。

また、世界的に評価されている日本の古楽器演奏団体、コレギウム・ムジクム・テレマンによるバロック音楽のコンサートが毎月開かれるなど、関西における主要な室内楽専用のコンサートホールの一つともなっている。

施設

  • 屋上― ゴルフ練習場
  • 4階― ホール
  • 3階― 1号室、2号室、3号室、別室、和室
  • 2階― 常食堂(「花外楼」直営)、談話室、図書室
  • 1階― ロビー(喫茶・酒場)、受付・玄関、囲碁・将棋室、撞球場
  • 地下― 理髪室

建築概要

  • 設計― 安井武雄
  • 竣工― 1924年
  • 施工― 大林組
  • 規模― 地上4階、地下1階
  • 延床面積― 3,442m²+塔屋61m²
  • 所在地― 〒541-0042 大阪府大阪市中央区今橋4丁目4番11号
  • 備考― 国登録有形文化財(1997年5月)

交通アクセス

外部リンク