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'''大規模観測計画'''(だいきぼかんそくけいかく、{{Lang-en|''Great Observatories''}})は[[アメリカ航空宇宙局|NASA]]の4機の大型で強力な[[宇宙望遠鏡]]の衛星シリーズである。いずれも規模、費用で群を抜いている。[[天文学]]への大きな貢献が期待される。4計画はいずれも異なる波長の[[電磁波]]の観測である。<ref> {{cite web|url=http://www-istp.gsfc.nasa.gov/stargaze/Sun6new.htm |title=(S-6) Seeing the Sun in a New Light |accessdate=2007-12-07 |last=Stern |first=David P. |date=2004-12-12 |work=From Stargazers to Starships |publisher=NASA Goddard Space Flight Center }}</ref> |
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* [[ハッブル宇宙望遠鏡]] (HST) は[[可視光線|可視光]]から[[紫外線#紫外線の波長ごとの特徴|近紫外線]]の波長の宇宙望遠鏡である。1997年の整備で近赤外線の観測もできるようになった。1990年に[[スペースシャトル]]・[[ディスカバリー (オービタ)|ディスカバリー]]の[[STS-31]]飛行ミッションで打ち上げられた。 |
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* [[コンプトンガンマ線観測衛星]] (CGRO) は[[ガンマ線]]観測を目的とする。ガンマ線 - 短波長[[X線]]を観測する。1991年、[[アトランティス (オービタ)|アトランティス]]の[[STS-37]]で打ち上げられた。2000年に[[ジャイロスコープ]]が故障して軌道を離脱した。 |
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* [[チャンドラ (人工衛星)|チャンドラ X線観測衛星]] (CXO) は当初、先進的X線天文施設 (AXAF) という名前だった。長波長X線を観測する。1999年、[[コロンビア (オービタ)|コロンビア]]の[[STS-93]]で打ち上げられた。 |
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* [[スピッツァー宇宙望遠鏡]] (SST) は宇宙赤外線望遠鏡施設と打ち上げ前に呼ばれた。赤外線を観測する。2003年、[[デルタロケット#デルタII|デルタIIロケット]]で打ち上げられた。 |
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;これらの中でコンプトン衛星だけが稼働運用されていない。 |
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:ジャイロスコープの1台が故障したのでNASAは2000年6月4日に軌道を離脱させた。部品は太平洋に散らばった。ハッブルは当初スペースシャトルで回収して再度打ち上げる予定だったが計画は破棄された。2006年10月31日NASAの[[Mike Griffin]]は最終的な修繕任務を推進した。2008年10月8日に打ち上げられるアトランティスの11日間の[[STS-125]]のミッションでバッテリーとジャイロスコープを交換して[[広視野カメラ3]]と[[宇宙起源分光計]]を搭載する予定である。<ref>{{cite web|url=http://www.nasa.gov/home/hqnews/2008/may/HQ_08133_Shuttle_target_dates.html |title=NASA Updates Space Shuttle Target Launch Dates |publisher=NASA |accessdate=2008-05-22}}</ref><ref name="Green Light">{{cite news |url=http://www.msnbc.msn.com/id/15489217/ |title=NASA gives green light to Hubble rescue |first=Alan |last=Boyle |publisher=MSNBC |date=2006-10-31 |accessdate=2007-01-10}}</ref> |
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大規模観測計画(だいきぼかんそくけいかく、英語: Great Observatories)はNASAの4機の大型で強力な宇宙望遠鏡の衛星シリーズである。いずれも規模、費用で群を抜いている。天文学への大きな貢献が期待される。4計画はいずれも異なる波長の電磁波の観測である。[1]
大規模観測
- ハッブル宇宙望遠鏡 (HST) は可視光から近紫外線の波長の宇宙望遠鏡である。1997年の整備で近赤外線の観測もできるようになった。1990年にスペースシャトル・ディスカバリーのSTS-31飛行ミッションで打ち上げられた。
- コンプトンガンマ線観測衛星 (CGRO) はガンマ線観測を目的とする。ガンマ線 - 短波長X線を観測する。1991年、アトランティスのSTS-37で打ち上げられた。2000年にジャイロスコープが故障して軌道を離脱した。
- チャンドラ X線観測衛星 (CXO) は当初、先進的X線天文施設 (AXAF) という名前だった。長波長X線を観測する。1999年、コロンビアのSTS-93で打ち上げられた。
- スピッツァー宇宙望遠鏡 (SST) は宇宙赤外線望遠鏡施設と打ち上げ前に呼ばれた。赤外線を観測する。2003年、デルタIIロケットで打ち上げられた。
- これらの中でコンプトン衛星だけが稼働運用されていない。
- ジャイロスコープの1台が故障したのでNASAは2000年6月4日に軌道を離脱させた。部品は太平洋に散らばった。ハッブルは当初スペースシャトルで回収して再度打ち上げる予定だったが計画は破棄された。2006年10月31日NASAのMike Griffinは最終的な修繕任務を推進した。2008年10月8日に打ち上げられるアトランティスの11日間のSTS-125のミッションでバッテリーとジャイロスコープを交換して広視野カメラ3と宇宙起源分光計を搭載する予定である。[2][3]
- スピッツァーだけが大規模観測計画の中でスペースシャトルで打ち上げられなかった。
- 当初スペースシャトルで打ち上げる予定だったがチャレンジャー事故の後、太陽周回軌道投入のために液体水素 / 液体酸素を推進剤とするセントールロケットが使用できなくなり、計画が変更された。タイタンとアトラスロケットは費用の関係でキャンセルされた。その後再設計・軽量化され、デルタIIロケットで軌道投入された。
ギャラリー
-
Hubble Space Telescope
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Compton Gamma Ray Observatory
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Spitzer Space Telescope
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Chandra X-Ray Observatory
関連
脚注
- ^ Stern, David P. (2004年12月12日). “(S-6) Seeing the Sun in a New Light”. From Stargazers to Starships. NASA Goddard Space Flight Center. 2007年12月7日閲覧。
- ^ “NASA Updates Space Shuttle Target Launch Dates”. NASA. 2008年5月22日閲覧。
- ^ Boyle, Alan (2006年10月31日). “NASA gives green light to Hubble rescue”. MSNBC 2007年1月10日閲覧。
外部リンク
- “Preflight Videos (STS-93)”. NASA (04/09/2002). 2007年11月27日閲覧。 “A detailed description of NASA's Great Observatories, including STS-93 primary payload, the Chandra X-ray Observatory. (28K Media Player) (56K Media Player) (28K Real Video) (56K Real Video)”