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2008年4月16日 (水) 11:13時点における版

プレタポルテprêt-à-porter)とは、フランス語で「用意が出来ている」という意味のプレ(prêt)と「着る」という意味のア・ポルテ(à-porter)を合わせた造語で、すぐに着られる服、つまり既製服の意味である。

それまで既製服は、既製品という意味を持つコンフェクションやレディ・メイドと呼ばれていたが、これらの言葉が大量生産された粗悪な安物、というニュアンスを持っていたため、それらと区別するために造られた言葉であり、日本語では高級既製服と訳されることが多い。

プレタポルテ・コレクション

プレタポルテ・コレクションのコレクションとは、展示会のことである。世界最大のファッション展示会として知られるパリ・コレクション(パリコレ)は、もともと、限られた個人客からの注文により、一点一点手作業で服を制作することで知られる、オートクチュールの展示会として始まったが、1960年代からプレタポルテ・コレクションも開かれるようになった。パリ・プレタポルテ・コレクションでは、日本人を含む、フランス国外のデザイナーも大勢活躍している。オートクチュール・コレクションよりもプレタポルテ・コレクションの方が規模が大きいため、今ではパリコレといえば、プレタポルテ・コレクションを指す場合が多い。5大コレクションと言われる規模の大きい展示会で、パリ以外の、ロンドン、ミラノ、ニューヨーク、東京のコレクションは、いずれもプレタポルテ・コレクションである。

現在ではオートクチュールのほとんどが、プレタポルテも手がけている。

参考文献

  • 『ファッション辞典』大沼淳・荻村昭典・深井晃子監修、文化出版局・文化女子大学教科書出版部編、文化出版局、1999年。
  • 『ファッション・ビジネス基礎用語辞典 改訂増補版』バンタンデザイン研究所編、バンタンデザイン研究所、1985年。

関連項目