「カール・ラシュレー」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
SieBot (会話 | 投稿記録)
m robot Adding: nl:Karl Lashley
Diogenesis (会話 | 投稿記録)
ジェローム・ブルーナー
4行目: 4行目:
[[ミネソタ大学]]、[[シカゴ大学]]、[[ハーヴァード大学]]を経て、[[ヤーキーズ霊長類研究所]]の教授となる。[[大脳]]の一部を切除したネズミの[[学習]]実験に基づいて、大脳に機能分化はほとんどなく(等能性の原理)、その量が重要であるとの説(量作用の原理)を提唱した。しかし現在、この学説は受け入れられていない。
[[ミネソタ大学]]、[[シカゴ大学]]、[[ハーヴァード大学]]を経て、[[ヤーキーズ霊長類研究所]]の教授となる。[[大脳]]の一部を切除したネズミの[[学習]]実験に基づいて、大脳に機能分化はほとんどなく(等能性の原理)、その量が重要であるとの説(量作用の原理)を提唱した。しかし現在、この学説は受け入れられていない。


[[ニューラルネットワーク]]研究の祖で[[ヘッブの法則]]で知られる[[ドナルド・ヘッブ]]、大脳半球機能差の研究で[[ノーベル生理学・医学賞]]を受賞した[[ロジャー・スペリー]]もラシュレ門下である。ヘッブもスペリーも、自らの研究によってラシュレーの学説への反証を示した。
ラシュレー門下には[[ニューラルネットワーク]]研究の先駆者として知られる[[ドナルド・ヘッブ]]、大脳半球機能差の研究で[[ノーベル生理学・医学賞]]を受賞した[[ロジャー・スペリー]]、[[認知心理学]]の育て親の一人[[ジェロム・ブルーナー]]など、錚々たるメンバーが名を連ねる。ヘッブもスペリーも、自らの研究によってラシュレーの学説への反証を示した。


[[Category:アメリカ合衆国の心理学者|らしゆれえ かある]]
[[Category:アメリカ合衆国の心理学者|らしゆれえ かある]]

2007年12月5日 (水) 10:34時点における版

カール・スペンサー・ラシュレー(Karl Spencer Lashley, 1890年 - 1958年)はアメリカ合衆国心理学者神経心理学の開拓者の一人。

ジョンズ・ホプキンス大学動物学を学んだ後、行動主義心理学の主唱者J.B.ワトソンに接し、行動主義の神経学的基礎づけを志す。 ミネソタ大学シカゴ大学ハーヴァード大学を経て、ヤーキーズ霊長類研究所の教授となる。大脳の一部を切除したネズミの学習実験に基づいて、大脳に機能分化はほとんどなく(等能性の原理)、その量が重要であるとの説(量作用の原理)を提唱した。しかし現在、この学説は受け入れられていない。

ラシュレー門下にはニューラルネットワーク研究の先駆者として知られるドナルド・ヘッブ、大脳半球機能差の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞したロジャー・スペリー認知心理学の育て親の一人ジェローム・ブルーナーなど、錚々たるメンバーが名を連ねる。ヘッブもスペリーも、自らの研究によって師ラシュレーの学説への反証を示した。