「鉛丹」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
新しいページ: ''''鉛丹'''(えんたん)は、四三酸化鉛(Pb<sub>3</sub>O<sub>4</sub>)を主成分とする赤色の無機顔料。'''光明丹'''(こ...'
 
Jidane (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
1行目: 1行目:
{{Infobox_無機化合物
|name=鉛丹
|画像=[[Image:Red lead.jpg|200px|粉末状の鉛丹]]
|IUPAC名=Red lead
|別名=
|組成式=Pb<sub>3</sub>O<sub>4</sub>
|式量=
|形状=
|結晶構造=
|CAS登録番号=
|密度=
|相=固体
|水への溶解度=
|温度=
|融点=
|融点注=
|沸点=
|沸点注=
|出典=
}}
[[画像:Minio - New Wales, Australia.jpg|thumb|オーストラリアからの鉛丹]]
'''鉛丹'''(えんたん)は、[[四三酸化鉛]](Pb<sub>3</sub>O<sub>4</sub>)を主成分とする[[赤|赤色]]の無機[[顔料]]。'''光明丹'''(こうみょうたん)、'''赤鉛'''(せきえん)、'''赤色酸化鉛'''(せきしょくさんかなまり)とも呼ばれる。
'''鉛丹'''(えんたん)は、[[四三酸化鉛]](Pb<sub>3</sub>O<sub>4</sub>)を主成分とする[[赤|赤色]]の無機[[顔料]]。'''光明丹'''(こうみょうたん)、'''赤鉛'''(せきえん)、'''赤色酸化鉛'''(せきしょくさんかなまり)とも呼ばれる。


7行目: 28行目:
[[日本工業規格]]では四三酸化鉛97%以上のものを特号、96%以上のものを1号、93%以上のものを2号、80%以上のものを3号と規定している。
[[日本工業規格]]では四三酸化鉛97%以上のものを特号、96%以上のものを1号、93%以上のものを2号、80%以上のものを3号と規定している。


== 歴史 ==
[[Category:顔料|えんたん]]
古代ローマでは赤い顔料として使用された。
[[Category:無機化合物|えんたん]]
[[Category:酸化物|えんたん]]
{{DEFAULTSORT:えんたん}}
[[Category:鉛の化合物|えんたん]]
[[Category:顔料]]
[[Category:無機化合物]]
[[Category:酸化物]]
[[Category:鉛の化合物]]


[[bg:Миниум]]
[[bg:Миниум]]

2007年11月22日 (木) 06:14時点における版

鉛丹
粉末状の鉛丹
IUPAC名 Red lead
組成式 Pb3O4
オーストラリアからの鉛丹

鉛丹(えんたん)は、四三酸化鉛(Pb3O4)を主成分とする赤色の無機顔料光明丹(こうみょうたん)、赤鉛(せきえん)、赤色酸化鉛(せきしょくさんかなまり)とも呼ばれる。

金属の(Pb)を600℃に加熱して空気中の酸素(O2)と反応させ一酸化鉛(PbO)とし、さらに生成した一酸化鉛を400℃から500℃に加熱して製造される。

純粋なPb3O4からなる鉛丹は橙赤色をしている。赤色塗料や錆止め塗料に使用されるが、鉛丹は鉛を含むため使用する際は鉛中毒の危険性に注意しなければならない。

日本工業規格では四三酸化鉛97%以上のものを特号、96%以上のものを1号、93%以上のものを2号、80%以上のものを3号と規定している。

歴史

古代ローマでは赤い顔料として使用された。