「キダチチョウセンアサガオ属」の版間の差分

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*ブルグマンシア・サングイネア(''Brugmansia sanguinea'')
*ブルグマンシア・サングイネア(''Brugmansia sanguinea'')
:和名'''ベニバナチョウセンアサガオ'''
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2007年11月21日 (水) 04:55時点における版

キダチチョウセンアサガオ属
分類
界: 植物界 Plantae
門: 被子植物門 Magnoliophyta
綱: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目: ナス目 Solanales
科: ナス科 Solanaceae
属: キダチチョウセンアサガオ属  Brugmansia
種: 本文参照

キダチチョウセンアサガオ属(ーぞく)ナス科の属のひとつで、低木または高木となる。学名Brugmansia。学名のカタカナ表記で、ブルグマンシア属ということもある。また、園芸上、エンジェルストランペットエンジェルトランペット(Angels Trumpet、Angel Trumpet)と呼ばれることが多い。

この属の近縁にはチョウセンアサガオ属がある。

特徴

春から秋にかけて、下向きに垂れ下がった花をつける。つぼみには卵形、球形、紡錘形などがあり、花はつぼみから飛び出すような形で咲く。花弁の先端は、5つに分かれ反り返る。原産地はアメリカの熱帯地方だが、暑さが苦手で高地にしか生息していない。そのため熱帯気候となる日本では、夏季の生育が緩慢になり、管理を怠ると最悪枯れてしまう場合もある。しかしキダチチョウセンアサガオ属は低温に強く、丈夫で育てやすい植物である。春温かくなってから旺盛に生育してゆき、開花時期には大型の株にたくさんの花をつけるのがとても魅力的である。

チョウセンアサガオ属との違い

かつてはキダチチョウセンアサガオ属(Brugmansia、ブルグマンシア)がチョウセンアサガオ属(Datura、ダチュラ)から独立していなかったが、現在は別属として扱われる。その名残りからか両属よく混同されている。ダチュラと呼ばれていても、実際はブルグマンシアということが珍しくない。両属の違いは以下の通り。

キダチチョウセンアサガオ属
高木または低木で、下向きの花をつける。
チョウセンアサガオ属
一年草で、上向きの花をつける。
なおチョウセンアサガオ属についてはチョウセンアサガオの項を参照のこと。

毒性

キダチチョウセンアサガオ属の植物は広義のチョウセンアサガオの仲間であり、同様に有毒植物である。含まれている成分はスコポラミン(ヒヨスチン)、ヒヨスチアミンなどである。薬草に使われることもあるが、一般には毒草として扱われるので、取り扱いには十分注意が必要である。

種類

花の色や形などで、様々な種類が存在する。

  • ブルグマンシア・スアウォレンス(Brugmansia suaveolens)
和名キダチチョウセンアサガオ。花は淡黄色から淡紅色と変化し、ガクの先端は4~5浅裂し、白色もある。
  • ブルグマンシア・キャンディダ(Brugmansia x candida)
和名コダチチョウセンアサガオ。花は白色または黄色が多く、ガクの先端は2~3深裂して角ばらない。漢字で書くとキダチチョウセンアサガオもコダチチョウセンアサガオも「木立朝鮮朝顔」となる。最近では観賞用として広く植えられているが、これらも有毒である。
  • ブルグマンシア・アウレア(Brugmansia aurea)
  • ブルグマンシア・ウェルシコロル(Brugmansia versicolor)
  • ブルグマンシア・アルボレア(Brugmansia arborea)
和名ピンクダチュラ
  • ブルグマンシア・サングイネア(Brugmansia sanguinea)
和名ベニバナチョウセンアサガオ

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