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'''永田萠'''(ながた もえ、[[1949年]][[1月1日]] - )は、日本の[[絵本]]作家。[[兵庫県]][[加西市]]生まれ。[[京都府]][[京都市]]在住。
'''永田萠'''(ながた もえ、[[1949年]][[1月1日]] - )は、日本の[[絵本]]作家。[[兵庫県]][[加西市]]生まれ。[[京都府]][[京都市]]在住。[[成安女子短期大学]]意匠科卒業


出版会社で版下作成の仕事を経験した後、そこで得た技術を活かし、カラーインクを駆使したイラストで高い評価を受けるイラストレーターとなった。
出版会社で版下作成の仕事を経験した後、そこで得た技術を活かし、カラーインクを駆使したイラストで高い評価を受けるイラストレーターとなった。

2007年7月29日 (日) 03:16時点における版

永田萠(ながた もえ、1949年1月1日 - )は、日本の絵本作家。兵庫県加西市生まれ。京都府京都市在住。成安女子短期大学意匠科卒業。

出版会社で版下作成の仕事を経験した後、そこで得た技術を活かし、カラーインクを駆使したイラストで高い評価を受けるイラストレーターとなった。

2006年現在、株式会社妖精村、ギャラリー妖精村の主宰者である。

画風と評価

本人が認めている様にいわさきちひろの影響を受けているが、いわさきが人間の子供を題材にした水彩画で知られているのに対して、永田は、カラーインクの鮮やかな色彩を活かした妖精や花を中心とした独特の作風である。

1987年にボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞するなど、絵本作家としての高い評価を得ている。

絵本の他にも、阪急百貨店の支店となる「アステ川西」のイメージアートなど、多くの商業イラストを手がけている。2000年淡路花博ジャパンフローラ2000においては、公式ポスターと、マスコットキャラクター「ユメハッチ」のデザインを手がけた。

元兵庫県知事の貝原俊民と親交が深く、淡路花博での仕事は貝原からの要請であったと言われている。

また、エッセイストとしての活躍もめざましい。

夫は、永田自身が大ファンである絵本作家のHATAOである。年に一冊のペースで夫婦合作の絵本を作成しているが、意見を折り合わせながらの制作となるので、年に一冊が限界だとエッセイに書いている。

なお、人気の高さゆえか、商店のシャッター等には、永田の絵の模写を描く者が多い。

兵庫と京都

永田は就職後に住み始めた京都の町に強く惹かれている。また引越し好きである為、京都市内を何度か転居している。

ラジオ番組で貝原と永田が対談した時に、貝原は京都府民である永田を「兵庫県の名誉県民」だと評した。

関連項目

外部リンク