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2007年6月11日 (月) 19:59時点における版
?オワンクラゲ | ||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Aequorea coerulescens Brandt, 1838 |
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和名 | ||||||||||||||
オワンクラゲ |
オワンクラゲは日本各地の沿岸で見られる軟クラゲ亜目オワンクラゲ科のクラゲの一種。
解説
お碗を逆さにしたような形で、その透明な姿は傘の内側の放射管がはっきりと浮かび上がる。最大傘径20cm、ヒドロ虫綱で最大のクラゲ。
主に春から夏にかけて見られる。水面に浮き、殆ど動きがないが、他のクラゲや小魚などを大きな口を開けて丸呑みしてしまう。
クラゲの中では比較的生命力が強く、飼育も容易である。刺激を受けると生殖腺を青白く発光させるが、これは緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescent Protein; GFP)の働きによるもので、1960年代に下村脩により発見された。GFP遺伝子は1992年に単離され、現在手軽な自然の蛍光標識として生化学の手法の中で広く使われている。
なお日本沿岸でみられる本種A. coerulescensは、欧米でみられるA. victoriaよりもやや大きいとされるが、現状では別種なのか同種の亜種なのかよくわからない。今のところA. victoriaについても和名をオワンクラゲとしており、下村がGFPを発見したのもこのA. victoriaである。