「ファンデルワールス結晶」の版間の差分

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'''分子性結晶'''(ぶんしせいけっしょう)は、[[分子間力]]の一種である[[ファンデルワールス力]]によって形成される[[結晶]]のこと。'''ファンデルワールス結晶'''とも呼ばれる。
'''分子性結晶'''(ぶんしせいけっしょう)は、[[分子間力]]の一種である[[ファンデルワールス力]]によって形成される[[結晶]]のこと。'''ファンデルワールス結晶'''とも呼ばれる。


ファンデルワールス力による[[結合]]は弱いので、分子性結晶の[[格子エネルギー]]は弱く、[[融点]]が低かったり、柔らかを持場合が多い。
ファンデルワールス力による[[結合]]は弱いので、分子性結晶の[[格子エネルギー]]は弱く、[[融点]]が低かったり、柔らかかったり、昇華性を持ったりする場合が多い。


主な例として、[[ベンゼン]]や[[ドライアイス]]、非極性の[[高分子|高分子化合物]]であるC<sub>10</sub>H<sub>8</sub>([[ナフタレン]])、C<sub>12</sub>H<sub>22</sub>O<sub>11</sub>([[ショ糖]])などがあげられる。
主な例として、[[ベンゼン]]や[[ドライアイス]]、非極性の[[高分子|高分子化合物]]であるC<sub>10</sub>H<sub>8</sub>([[ナフタレン]])などがあげられる。


一般に、[[静電相互作用]]や[[水素結合]]などのより強い分子間相互作用がはたらかないような分子が結晶となる場合にとる形式である。
一般に、[[静電相互作用]]や[[水素結合]]などのより強い分子間相互作用がはたらかないような分子が結晶となる場合にとる形式である。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[ファンデルワールス力]]
* [[化学]]
* [[物性物理学]]
* [[分子結晶]]
* [[結晶学]]
* [[結晶学]]


[[Category:分子|ふんいせいけつしよう]]
[[Category:分子|ふんいせいけつしよう]]
[[Category:結晶|ふんいせいけつしよう]]
[[Category:結晶|ふんいせいけつしよう]]
[[Category:化学|ふんいせいけつしよう]]

2007年6月11日 (月) 12:07時点における版

分子性結晶(ぶんしせいけっしょう)は、分子間力の一種であるファンデルワールス力によって形成される結晶のこと。ファンデルワールス結晶とも呼ばれる。

ファンデルワールス力による結合は弱いので、分子性結晶の格子エネルギーは弱く、融点が低かったり、柔らかかったり、昇華性を持ったりする場合が多い。

主な例として、ベンゼンドライアイス、非極性の高分子化合物であるC10H8ナフタレン)などがあげられる。

一般に、静電相互作用水素結合などのより強い分子間相互作用がはたらかないような分子が結晶となる場合にとる形式である。

関連項目