「垂直尾翼」の版間の差分

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== 回転翼機 ==
== 回転翼機 ==
[[画像:45RussianChopperJan1970.jpg|thumb|200px|right|垂直尾翼にラダーを持つ回転翼機[[カモフ]]]]
[[画像:45RussianChopperJan1970.jpg|thumb|200px|right|垂直尾翼にラダーを持つ回転翼機カモフ]]
[[テイルローター]]を持つ機種が殆どであるため、ラダーを持つ機体は少ない。またテイルローターによって常に機首方向を維持していることと、固定翼機にくらべて巡航速度が低いことから、垂直尾翼による風見効果はさほど期待されておらず、固定翼機に比べて小型である。
[[テイルローター]]を持つ機種が殆どであるため、ラダーを持つ機体は少ない。またテイルローターによって常に機首方向を維持していることと、固定翼機にくらべて巡航速度が低いことから、垂直尾翼による風見効果はさほど期待されておらず、固定翼機に比べて小型である。
; ラダーを持つ機種(テイルローターを持たない回転翼機)
; ラダーを持つ機種(テイルローターを持たない回転翼機)

2007年2月22日 (木) 08:57時点における版

旅客機の垂直尾翼

垂直尾翼(すいちょくびよく)とは、飛行機を始めとする航空機の尾翼の一部分で、垂直についている部分。小さな(よって軽い)尾翼で十分なモーメントを発生できるように、ふつうは重心から離れた位置に取りつけられる。いわゆる風見安定によって航空機がまっすぐに飛ぶことを助ける。胴体上部に取り付けられる一般的な垂直尾翼の場合、横の静安定を強める効果もある。垂直尾翼は単純に発生する揚力で効果を推し量ることができないため、その指標として垂直尾翼容積という値が使用される。

固定翼機

固定の垂直安定板 (vertical stabilizer) および可動のラダー(rudder, 方向舵)で構成される。

  • 着陸侵入時など、横風を受けながら飛ぶときはラダーを作動させて(切って)まっすぐに飛ぶ
  • 旋回飛行中、ラダーを切ることで力のつりあいを保つ

回転翼機

垂直尾翼にラダーを持つ回転翼機カモフ

テイルローターを持つ機種が殆どであるため、ラダーを持つ機体は少ない。またテイルローターによって常に機首方向を維持していることと、固定翼機にくらべて巡航速度が低いことから、垂直尾翼による風見効果はさほど期待されておらず、固定翼機に比べて小型である。

ラダーを持つ機種(テイルローターを持たない回転翼機)