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'''空中写真'''(くうちゅうしゃしん)とは、飛行中の飛行体([[航空機]]、[[ヘリコプター]]、[[気球]]、[[人工衛星]]など)から航空カメラにより地表面を撮影した[[写真]]のことをいう。「航空写真」と呼ばれることもある。
'''空中写真'''(くうちゅうしゃしん)とは、飛行中の飛行体([[航空機]]、[[ヘリコプター]]、[[気球]]など)から航空カメラにより地表面を撮影した[[写真]]のことをいう。[[リモートセンシング衛星]]の[[衛星画像]]の場合はトゥルーカラー画像やナチュラルカラー画像のことを指す。「航空写真」と呼ばれることもある。


主に[[測量]]の目的で[[地形図]]作成や、[[地形]]・[[土地利用]]の判読解析などに利用されるが、その他にも[[地質]]・[[水質]]・[[植生]]状況など無限の情報が盛り込まれており、国土の利用、保全、[[防災計画]]といった[[行政]]分野をはじめ、研究・教育分野など幅広い領域で活用されている。また、国土の様子を時系列で記録保存するという面でも大きな役割を果たしている。
主に[[測量]]の目的で[[地形図]]作成や、[[地形]]・[[土地利用]]の判読解析などに利用されるが、その他にも[[地質]]・[[水質]]・[[植生]]状況など無限の情報が盛り込まれており、国土の利用、保全、[[防災計画]]といった[[行政]]分野をはじめ、研究・教育分野など幅広い領域で活用されている。また、国土の様子を時系列で記録保存するという面でも大きな役割を果たしている。

2007年1月24日 (水) 05:58時点における版

空中写真(くうちゅうしゃしん)とは、飛行中の飛行体(航空機ヘリコプター気球など)から航空カメラにより地表面を撮影した写真のことをいう。リモートセンシング衛星衛星画像の場合はトゥルーカラー画像やナチュラルカラー画像のことを指す。「航空写真」と呼ばれることもある。

主に測量の目的で地形図作成や、地形土地利用の判読解析などに利用されるが、その他にも地質水質植生状況など無限の情報が盛り込まれており、国土の利用、保全、防災計画といった行政分野をはじめ、研究・教育分野など幅広い領域で活用されている。また、国土の様子を時系列で記録保存するという面でも大きな役割を果たしている。

地形図作成の目的で空中写真を撮影する際には、隣り合う写真を60%重複させて撮影する。これにより、相隣り合う写真を対にして実体視を行うことが可能となり、図化機を用いて地形図を作成する。

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