洞角
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洞角(どうかく、ほらづの、Horn)またはホーンは、ウシ科とプロングホーン科の角である。生きた骨の核を、タンパク質とケラチン(角鞘)が覆っている。角鞘のみに着眼すると空洞であることから、このように呼ばれる。角鞘は皮膚の表皮が強く角質化したものである[1]。発生学的には、洞角は皮下結合組織(頭皮の下)から発生し、後に前頭骨に融合する[2]。
骨部は、シカ科の角(枝角)のように生え替わることはないが、プロングホーンでは角質部(角鞘)が生え替わる。ウシ科では角質部も生え替わることはない。
洞角は通常、湾曲状あるいは渦巻状の形をしているが、しばしばリッジがあったり扁平であったりする。多くの種では、オス、メスともに洞角を持つが、メスのものは小さい[1]。洞角は生後すぐ成長し、一生を通じて成長を続ける。(角質部が生え替わるプロングホーンを除く。)洞角は殆どの種で1対であるが、2対以上生じる種もあり(例:ヨツヅノレイヨウ)、また、家畜化されたヒツジでは2対以上を持つものがいる。