栄春院

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栄春院
所在地 岐阜県安八郡神戸町北一色935
位置 北緯35度25分42.20秒 東経136度35分33.79秒 / 北緯35.4283889度 東経136.5927194度 / 35.4283889; 136.5927194座標: 北緯35度25分42.20秒 東経136度35分33.79秒 / 北緯35.4283889度 東経136.5927194度 / 35.4283889; 136.5927194
山号 広大山
宗派 曹洞宗
本尊 十一面観世音菩薩
創建年 万治3年(1660年)
開基 戸田氏信
札所等 美濃三十三観音霊場旧15番
法人番号 9200005004901 ウィキデータを編集
栄春院の位置(岐阜県内)
栄春院
栄春院
栄春院 (岐阜県)
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栄春院(えいしゅんいん)は岐阜県安八郡神戸町にある十一面観世音菩薩を本尊とする曹洞宗の寺院で、山号は広大山。大垣藩戸田氏ゆかりの寺。

大垣藩初代戸田氏鉄の息女にして本多正勝の正室栄春院は夫の配流に伴い生家に戻っていたが、眼病を患い苦悶していた。ある日霊夢を見て春日郷観音寺を信仰したところ眼病が平癒するという霊験を得た。その故をもって万治3年(1660年)、栄春院の兄戸田氏信は戸田本田両家の菩提を弔うため、安八郡平野村に観音寺の十一面観世音菩薩を迎えて当寺を建立した。大正年間に火災に遭い伽藍を焼失するが、再建されて現在に至っている。

参考文献[編集]

  • 神戸町『神戸町史 下巻』p635 1970年